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「また部屋の片づけをやっているんだが」 |
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「またやってんの? あんたほんとすぐ散らかすネ」 |
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「性格が出ておるのじゃろうの」 |
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「まぁー前回から半年以上経っているからな、それなりに散らかってくるわけよ。前回、中途半端に終わらせた部分もあるしな」 |
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「では今回は、その中途半端に終わらせた部分を?」 |
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「そこも含めてだな。少し物の配置も変えたいし」 |
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「……スペースの拡大も図りたいですね」 |
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「最大の目的はそこだな。前回もやったが、今回はもっと外箱を捨てる」 |
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「つまり?」 |
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「未開封のまま封印している物を開封し、外箱を廃棄・若しくは解体する!」 |
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「そんなにあるんですかぁ〜?」 |
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「かなりあるなぁ。といっても、魔窟状態ではないから、見る人からすればそうでもない量かも知れんが」 |
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「ついでに、未開封状態を解消できる、と」 |
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「うん」 |
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「箱に入れたままだと、ほんとスペース効率悪いからネ。あくまでスペース効率という観点で言えば、外箱は捨てて中身だけにする。んで一つの箱にまとめるとかするほうが良いよネ」 |
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「スペース効率という観点ではな」 |
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「秋元さんはそちらを取ると」 |
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「取らざるを得ないな。まぁ、多少は必要な事だろうな」 |
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「……ですね」 |
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「それでぇ、片づけがほんと〜うに完了したらぁ、秋元さまのやる気はぁ、回復するんですかぁ〜?」 |
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「するよ! うん!」 |
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「はぁ〜、さいですかぁ〜」 |
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「期待はせぬが」 |
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「見ものですわね」 |
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