第2978回「気がつくと落ちてた」
2016/12/02(金)

「変な夢を見た」
「また寝落ちしたわけ?」
「…………」
「…………」
「…………」
「……ま、それは置いといて
「ハイハイ」
「なんかさー、友達が無実の罪で逮捕されそうになってるのよ」
「うん」
「で、それを聞いた俺達はさ、チャリで全力疾走して現場に向かうのよ」
「俺達って事は、救出に向かったのはアッキーのほかにも居るのネ」
「そういうこと。んで、現場に到着したら、なんかよくわからん奴がよくわからんイチャモンつけてるわけ」
「うん」
「そこに俺が登場するわけだ! 全力疾走で乱れた息を整えて、こみ上げて来る怒りを抑えて、そいつの言い分を撃破しにかかるのだ!」
「撃破できたの?」
「日本語通じなかった」
「はい?」
「そこはアメリカだった」
「なんじゃそりゃ〜」
「いやま、夢だからさ、相手も日本語しゃべってんのよ。夢だから」
「アッキー英語赤点だもんネ」
「そ。だけど英語で言えと言われたら、なんか納得しちゃってさ、言葉に詰まるのよ。したらすかさずもう一人の友達が『下がれ、後は俺に任せろ』と前に出るのよ」
「英語できないのが仇となったワケだ」
「うん。で、そのもう一人の友達は何故か弁護士でな、コイツなら大丈夫だ!って思った瞬間に目が覚めた」
「つまりアッキーはなぁ〜んの役にも立たなかったと」
「HAHAHA!!!」
「おいおーい」
「でもさ、外国でそういうトラブルに巻き込まれたらさ、大変だよな。通じる言葉を喋れればいいけど、そうじゃないと辛いよ。通訳が居れば別かもしれないが……通訳もグルだったりしてな! わはは!」
「……逃げ場無しですね」
「しかし俺は思ったのよ、目が覚めたあとにな」
「何を?」
「そのイチャモンつけてた奴、絡まれた友達と普通に会話してたんだぜ。その友達は英語できないのに」
「ワタシ、ニホンゴ、ワカリマセーン」
「やられたって思ったね!」
「……夢でよかったですね」
「まったくだな」

アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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