第3073回「高閣訪と療養法」
2017/03/07(水)

「大和〜、Web拍手にお便りきてるよん」
「なんですか?」
「ほいっ」


>作中で原子力戦艦大和は両用砲と高角砲を装備していますが、その違いは役割分担のみでしょうか?


「なるほど」
「まぁー基本的には同じ物だとされるけど、細かく見ると違ってはいるんだよネ」
「高角砲は、取り回しをよくするために軽量化されていたり、大仰角を保ったままで連射する為に、装填部を高い位置にしていたり(人力の場合)。もちろん水平射撃もできますが、両用砲はもっとバランスをとったものですね」
「各国でも対水上寄りの設計だったり、対空寄りの設計だったりで、両用砲って言ってもいろいろあるからネ。そもそも高角砲とか両用砲とか分類してなかったり。ぶっちゃけその国が高角砲だって言えば高角砲だし、両用砲だって言えば両用砲って程度の違いではあるネ。速射砲とかサ」
「そういうわけで、私の『50式128mm連装両用砲』と『50式128mm連装高角砲』ですが、基本的には同じです。但し、役割と自動装填機構が異なります」
「50式128mm連装両用砲は、要するに副々砲なの。副砲の15.5cm3連装LRGは副砲とは言え、でかくて重いから取り回しが悪いのネ。だから取り回しがいい50式128mm連装両用砲を副々砲として装備してるよ」
「LRGの真価は、遠方目標に対して、各種砲弾・誘導砲弾を超高速で投射する事ですから」
「んで、50式128mm連装高角砲は、両用砲と異なって対空弾しか装填してないよ。だもんで自動装填機構が自動弾種変更に対応してないし、複数の即応弾ドラムも装備してないの。その分軽くて省スペースってワケ。当然、旋回速度は両用砲より速いよ」
「自前の追尾レーダーも装備していませんね」
「別個で設置だネ。光学センサーは自前であるけど。ま、こんなとこカナ」
「対空弾でもセンサーを叩く位はできますから、高角砲を対艦で使ってもいいんですけどね」
「対舟艇なんかだと、高角砲で水平射撃したほうが動きが速くても対応しやすいネ」
「自爆ボートは結構怖いですから」
「外機の日本海軍に於いては、対空特化の両用砲が高角砲で、汎用特化なのが純粋な両用砲。ってトコ」
「結局なんでもできるんですけどね」
「こだわらなければネ〜」

リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
大和(BSN-6)
防空特化の原子力戦艦、強いくせにおどおどしてる。艦艇ガール。





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