第330回「カラオケでストレス発散するとわりとスッキリする」
2009/09/02

「ほっこり高きぃー、りそぉぉをむーねにぃー、たっちあがーれっ平和のぉぉー祈りこぉめてぇえぇえぇぇ」
「お前が言うな!」
「んだとごるぁー!」
「何やってんのよ」
「見ての通り、カラオケ
「さっきからこいつの一人ライブだ」
「あんたが邪魔するからやり直してんでしょーがっ」
「そういう事にゃー」
「ふーん。て言うか、さっき歌ってたのってVガンダム?
「そうだよ。いいよねーこれ、エンディングテーマとは思えないノリの良さ! 因みに検索は、『WINNERS FOREVER 〜勝利者よ〜』ね」
「Vガンか(ずいっ」
「うわっ、湧いてきた」
虫みたいに言うんじゃねぇ
で、Vガンか。当時は『母さんです』のシーン、まったく理解できなかったな。まだ10歳くらいだったから」
「ああー、あれね」
「ああ、あれかぁ」
「お前らなんの話だ?」
「ググれば?」
「このっ──」
「はいはい喧嘩はよすにゃ」
「──っ」
「カラオケはいいぞぉー、ストレス発散になる。声を存分に出すのがいいのかもな」
「よっしゃー! 同志中尉も歌え歌え!」
「おお? じゃあまずは声出しに、宇宙戦艦ヤマト行ってみるか」
「にゃ、歌うにゃ歌うにゃ。」
「あ、次あたしネ。どうやらここは、アニソン空間のようだからそうするよ」
「なんなんだこの空気は」
「お前も何か歌え」
「うぅん……そうは言われても」
「あるでしょ、あんたにも。アンパンマンとか」
「え、ああ、それなら──ってこらぁぁー!!

クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。
志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
ミオ(F-14A)
語尾に「にゃ」を付ける、元気で素直な女の子。
リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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