第345回「残暑が厳しい」
2009/09/17

「セミが鳴イテたワ」
「もう9月中ごろよ?」
「随分と寝ぼけたセミだな」
「ココのトコロ、少シ暑かっタから」
「そうねぇ、30度を越えたところもあるみたい。残暑が厳しいわ」
「ワタシ、暑いト鉄板のヨウに焼けルのヨ」
「嘘をつけ」
「その体は金属じゃないでしょ」
「そうネ」
「冗談も言うようになって、ほんと、人間らしくなったわね。嬉しいわ」
「そウ、なのカシラ?」
「ええ、そうよ(ぎゅっ←抱きしめた」
「ア……」
「お前は仲間だからな。我々航空ガールは、洗う喧嘩を行っても、仲間なのだ」
「そう、もうあなたは私の仲間」
「……アリガトウ」
「仲間が増えるのは嬉しい限りだしな。しかし、それにしても……コオロギが鳴いているような時期にセミというのは、アンバランスね」
両方楽しめてお得じゃないかしら」
「それはお得なのカシラ?」
鬱陶しいとも言える。どっちかにしろと」
「じゃあセミね」
「……ああ、私が悪かった。コオロギだけにして」
「セミはマタ来年で」
「来年も暑いのかしら」
「うぅん……暑すぎるのだけは勘弁して欲しいね。冷夏も農作物的に困るけど」
「雨も問題ね。暑い日と雨の日が極端だったから」
「アア、あれハ中国の気象兵器の実k──」
「違うヨ!」
「妹月の反応は電光石火ね」
「電工石化?」
「字が違うヨ!!」

ステラ(FX-11)
無人機、ブルーレイン搭載のA型。自我が芽生え、それを認めた為、名前を得た。
(Su-37jk)
一途で尽くすタイプなお姉さん。いろいろ大変だったらしい。
イズベルガ(M-262 A-1b)
軍人気質で結構厳しい。教育してやる!
妹月(殲撃10型)
いつも自衛隊機のテリトリーに遊びに行くが、すぐさま追い返される。





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