第349回「敬老の日」
2009/09/21

「む、今回の数字……お、サヨクだ」
349と、成る程な。ウヨクはなんだ?」
「……ウ……ウ……ウが見つかりませんね」
「ま、どうでもいいか」
「ところで本日は、日本では敬老の日だと聞きましたが」
「うむ、そうだ。9月の第3月曜日、敬老の日だ。平たく言えば、ご老人の方々に敬意を表する日だ」
「ふむ……と申しますと……」
「…………ジェラ……何故こっちを見る……」
「……あ」
「お母様!」
「……お母さん」
「……だから違うって言っているだろこのカスども」
「まぁお前はフランカー系の原型機、ある意味か、それとも祖母か、或いは先祖か」
「成る程、老人を敬うのだな?」
「…………もう一度言ってみなヤポンカ……死ぬよ……?」
「ご老体、無理をしなさんな」
「頭の中だけではなく、身体全体がアカくなるぞご老人。お前のでな」
「……この……言ってくれるね……私は老人じゃないよ……」
「お、お婆様?」
「……お婆さんでしたか」
「……だから違うって言ってるだろ……」
「ふぅむ……では何でありましょうか」
「……やはりご先祖様なのでは」
「いやしかし、ご先祖様となるともっと遠い存在でありましょう。やはりお母様かお婆様でありますね」
「さあ決断の時だ」
「選べ」
「ふざけるな屑ども!」
「おっとキれたぞ、軽い冗談なのにな」
「これだからキれやすい国は……」
「いやぁ、あんまり我慢しすぎてる国もどうかと思いますよ?」
「……そのうち噴出しそうですね」
「極限まで我慢する形になるが……時にハチ切れるからな。百姓一揆とか?」
「えらく巻き戻ったな」
「…………まったく……私はね……設定上まだ26歳さ……ピチピチのギャルだよ……」
死語っぽいですね」
「……恐らく死語かと」
「やはりご老体か」
「お前達ちょっと表へ出な」
「ここは既に表であります」
「ご乱心だな、ご老人」
「────ッ!! …………憶えてな……」

ツアギ(T-10-1)
よく分からない女性。怪しげな笑みを浮かべ、航空ガールを困惑させる。
ジェラ(Su-27)
ぺったんこ。女の魅力は戦闘力、らしい。
アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
美風(F-15J)
マイペースでめんどくさがり。しかし、瞳孔が開くととにかく強い。
衛子(F-4J改)
戦って斬って血を見るのが好き。喧嘩上等らしい。





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