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「む、今回の数字……お、サヨクだ」 |
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「349と、成る程な。ウヨクはなんだ?」 |
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「……ウ……ウ……ウが見つかりませんね」 |
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「ま、どうでもいいか」 |
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「ところで本日は、日本では敬老の日だと聞きましたが」 |
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「うむ、そうだ。9月の第3月曜日、敬老の日だ。平たく言えば、ご老人の方々に敬意を表する日だ」 |
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「ふむ……と申しますと……」 |
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「…………ジェラ……何故こっちを見る……」 |
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「……あ」 |
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「お母様!」 |
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「……お母さん」 |
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「……だから違うって言っているだろこのカスども」 |
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「まぁお前はフランカー系の原型機、ある意味母か、それとも祖母か、或いは先祖か」 |
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「成る程、老人を敬うのだな?」 |
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「…………もう一度言ってみなヤポンカ……死ぬよ……?」 |
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「ご老体、無理をしなさんな」 |
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「頭の中だけではなく、身体全体がアカくなるぞご老人。お前の血でな」 |
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「……この……言ってくれるね……私は老人じゃないよ……」 |
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「お、お婆様?」 |
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「……お婆さんでしたか」 |
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「……だから違うって言ってるだろ……」 |
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「ふぅむ……では何でありましょうか」 |
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「……やはりご先祖様なのでは」 |
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「いやしかし、ご先祖様となるともっと遠い存在でありましょう。やはりお母様かお婆様でありますね」 |
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「さあ決断の時だ」 |
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「選べ」 |
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「ふざけるな屑ども!」 |
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「おっとキれたぞ、軽い冗談なのにな」 |
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「これだからキれやすい国は……」 |
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「いやぁ、あんまり我慢しすぎてる国もどうかと思いますよ?」 |
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「……そのうち噴出しそうですね」 |
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「極限まで我慢する形になるが……時にハチ切れるからな。百姓一揆とか?」 |
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「えらく巻き戻ったな」 |
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「…………まったく……私はね……設定上まだ26歳さ……ピチピチのギャルだよ……」 |
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「死語っぽいですね」 |
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「……恐らく死語かと」 |
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「やはりご老体か」 |
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「お前達ちょっと表へ出な」 |
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「ここは既に表であります」 |
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「ご乱心だな、ご老人」 |
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「────ッ!! …………憶えてな……」 |
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