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「ねぇねぇ、召喚術って使えたら面白くない?」 |
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「え、召喚術?」 |
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「そ、召喚術。例えばさ、うーん、そう! 使い魔とか呼ぶの!」 |
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「使い魔を呼んで、何してもらうの?」 |
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「主に雑用」 |
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「それだけ?」 |
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「それだけ。だってそれ以外ないもん」 |
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「なんの話だ」 |
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「召喚術が使えたらいいな、って話」 |
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「ふーん、召喚術ね。そうだな、それが使えたら……召喚獣で真っ先にアカを排除するね」 |
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「なんでこっちをじっと見てるの?」 |
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「いや、別に」 |
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「言っとくけどねー、今のロシアはアカじゃなくて、同志p(検閲削除)による(ある意味)独裁国家だからね。社会主義体制よりちゃんと自由もあるし、ロシアの国民性って、指導者を求めるものなんだよ」 |
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「リェース、消されちゃうよ」 |
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「どっちでもいい、私にとってはお前らは永遠のアカだ」 |
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「へーんだ、ロシアでは赤って色は、美しいと同義の言葉なんだよ。だからそんな言われかたしても、なんとも思わないもんねー」 |
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「そうか、ならば貴様らの血で真っ赤に染めてやる!(スラッ」 |
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「うわっ」 |
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「こんな時こそ召喚だ!」 |
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「助けてー! ジェラおねぇちゃーん!」 |
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「リェースを虐める不届き者はここですかぁ!」 |
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「ってほんとに来た」 |
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「おねぇちゃん、あいつだよ、あの首相がアメリカに喧嘩を売り始めている国の戦闘機だよ!」 |
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「いや、それは触れるな」 |
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「おや、刀を抜いているという事は、そういう事でありますか? では手加減など無用ですね」 |
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「くぅ……分が悪い……そうだ! 私も召喚だ! 美風ー!」 |
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「むむ?」 |
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「…………」 |
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「…………」 |
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「…………」 |
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「……来ないね?」 |
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「…………あ、通信だ…………………………」 |
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「なんと?」 |
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「…………今だるいから無理だって、美風」 |
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「うわー」 |
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「どうするの?」 |
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「どうされますか?」 |
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「……お、覚えてろ!(逃」 |
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