第383回「ウ・ウ・ウマ・ウマ」
2009/10/25

UMAって一度見てみたくないかしら?」
「ユーマ? ああ、未確認生物のことね。UMAは日本人による造語と聞きましたけど」
「らしいわね。で、そのUMAなんだけど、見てみたくないかしら?
「……別に」
「What? 聞こえないわ、もう一度言って頂戴」
「…………はいはい見たい見たい」
「よろしい、ではUMAの登場です」
「ちょっと待てぇ、誰がUMAだ!」
「なんとなく納得」
「でしょう? この子、生物的におかしいもの。尻尾が燃えてるし」
「それ言ったら航空ガールはみんな、生物的におかしいじゃんか」
その中でも特に、ですわ」
「何言ってんの、それならあんた達だって変じゃん。その翼、飛ぶなら超筋肉モリモリじゃないと駄目だって、誰かが言ってたぞー」
「人それを粗野と言う」
「そもそも航空ガールの翼は、(飛ぶための)変な力のブースター&コンバータであって、変な力の消費量を最小限にする装置に過ぎず、飛ぶのに必要な物ではありませんわ」
「翼から変な力を出す事によって、通常の航空ガールより少ない消費量で効率よく飛行できる。別に羽ばたく必要はないわけよ。戦闘時に戦闘翼(変な力で形成した半透明な翼)を出す必要もないから、有利ね。分かった?」
「んなこと知ってるわぼけぇー」
「Fuck! なら言うんじゃないわよ!」
「ていうか、みんなして人の事をストーブだとかUMAだとか、なんなの?」
「さぁ?」
「嬉しいくせに」
「馬鹿か」
「で、UMAの話だけど」
「……っちぃ。UMA? ああ、ウマって読めるよね
「たぶん、予備知識無しで日本人がUMAという文字を見たら、ウマって読むと思うわ」
「そのまんまね。UMAと入力したら、そのまんまウマとでますわ」
「じゃあ間をとってウーマと呼ぼう」
「ウマでいいじゃない」
「いやウーマだ」
「どっちでもいいですわ」

フェメナ(YF-23)
毒舌で言いたい事を遠慮なく言う。エイリをライバル視している。
エイリ(YF-22)
人を見下す感がある、高飛車な女性。意外と可愛いところもある(らしい)。
クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。





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