第388回「ハロウィン前日」
2009/10/30

「トリック・オア・トリート♪」
「明日はハロウィンだったワね」
「にゃ、楽しみにゃ」
「お菓子ヲあげルから悪戯させテ」
「にゃ?」
「何サラリと強烈な事言ってんのよ」
「冗談ヨ」
「にゃ、お菓子用意していてにゃ」
「沢山用意シテおくワ」
我が家だと、ミオ、レン、コレットの3人分ね。ほかのお子様達が来るかどうかは分からないけど、多めに用意しておきましょ」
「志乃、伊理奈、スージー辺りネ。ロシア勢はナイと思うワ」
「なんでにゃ?」
「本人から聞いたらいいわよ。ねぇ、ジェラ」
「おっと、盗み聞きがばれてましたか。そうですね、ロシア正教の司祭は、ハロウィンを『死のカルト』だと批判していますね」
「えー、なんでにゃ?」
「さぁ……自分は宗教には興味がないので。ソ連時代に宗教の信仰を抑圧した事もあって、無信教の人間が多いようですよ。また、公立学校では、宗教行事である事を理由に、学校でハロウィンを行わないよう通達しています」


2007年 11月 1日
REUTERS@モスクワ市、市内の学校に対しハロウィーン禁止命じる

 [モスクワ 31日 ロイター] モスクワ市の学校に対し、生徒がハロウィーンを祝うのを禁止するよう求める通達が出された。ロシアでは近年、国外の影響を受けてハロウィーンの人気が高まっている。

 同市の教育当局のスポークスマン、アレクサンダー・ガブリロフ氏は、ハロウィーンを公に容認しないことについて「(ハロウィーンが)宗教的な要素や死の崇拝、模倣などを含んでいるため」と説明。ハロウィーンを全面的に禁じるのではなく、禁止されるのは学校やカレッジなどに限定されると加えた。

 ロシア政府やロシア正教は、外来の行事であるハロウィーンに対する人気を抑えるため努力を続けているものの、かぼちゃや魔女のイメージは国内全体に広がっており、多くのバーでは仮装パーティなどが開かれている。


*記事より転載


「アラ、みながロシア正教かト思っテいたワ」
「そういう訳じゃないのであります。従って記事にもあるように、一般家庭などでも行っているところは行っているようでありますね」
「それじゃあ、リェース、チェカの分も用意しておかなきゃね」
「ソウ言えバ、ロシアで緑色のゴミ箱が逮捕されテいたワね。そうイウ思想団体? カシラ? そうイウのの活動ヲ禁止してイルと聞いた事ガあるケド」
「まぁハロウィンの件からしてみても、あながち嘘ではないのかもね」
「にゃ、さすがロシアにゃ」
「何か引っかかる言い方ですが、まぁいいでしょう」
「恐るべきはp(検閲削除)ねぇ」
「アラ、検閲削除サレテいるワ」
「あれ、おかしいなぁ。p(検閲削除)! p(検閲削除)!
「駄目ネ」
同志p(検閲削除)の恐るべき能力と言いましょうか」
「にゃ、恐るべき能力にゃ」

ミオ(F-14A)
語尾に「にゃ」を付ける、元気で素直な女の子。
ステラ(FX-11)
無人機、ブルーレイン搭載のA型。自我が芽生え、それを認めた為、名前を得た。
リーネ(A-10A)
渾名はガトリング・ボア。戦車を撃ち抜く事に快感を持っている。
ジェラ(Su-27)
ぺったんこ。女の魅力は戦闘力、らしい。





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