第3124回「間に合う(確定」
2017/04/27(木)

「とかなんとか言っちゃってるけど、本当に間に合うのかネ?」
「……色塗りは、殆ど終わったみたいだよ」
「ふ〜ん、じゃあ大丈夫なのカナ?」
「次はリーマーなのヨね?」
「うん、干支の為だけにでっち上げたからネ」
「……無人機」
「何型にしてんの?」
「……D型」
「てことは、蒼晶石搭載型かぁ〜」
「A型ハ、従来のEFシステム、EFSを搭載。ブルーレインは非搭載ヨ。この時はマダ、ブルーレイン搭載のEFS-Aは開発中ネ」
「んでB型は、無線操縦型」
「……C型は、蒼晶石非費搭載型EFシステム……EFS-Bを。……D型は、蒼晶石搭載型EFシステム……EFS-Aを搭載」
「EFシステムは幾つかあって、完全自律型無人機の為のAIシステム・EFSが一番最初。そんでもってそれをベースに、蒼晶石搭載型のEFS-Aができて、その簡易型として蒼晶石非搭載型のEFS-Bができたわけ。まぁ、簡易型って言うか、従来型カナ?」
「一般的にハ、EFSモ、EFS-Aモ、EFS-Bモ、全てEFシステム=EFSヨ」
「ブルーレイン=蒼晶石の存在が、極秘だったからネ」
「……表向きは、AQ-20Aの強化型がAQ-20C、その上位統制機型がAQ-20Dです」
「FX-10からは、蒼晶石搭載型と非搭載型とを区別しないようにしてるネ。表向きには」
「FX-10A モ、FX-10B モ、表向きにハFX-10よ」
「AQ-20C/Dも、内訳は極秘扱いだし。まぁ、蒼晶石を極秘にしていても、統制機型が何機あるかなんて教えたくないよネ」
「そうイウ事ネ。だからFX-10からハ、いっそ表向きにハ区別しなけれバいいト」
「……尚、FX-10は、最初からEFS-Aの搭載を前提として開発されましたので……FX-10BはFX-10Aの簡易型、となります」
「FX-11も同じくだネ」
「それニしてモ……リーマー、ネ……ウン」
「何? どうしたの?」
「フフフ……ワタシが、迎えニ行っテあげよウかと思っテ」
「あー、そうだネ、それがいいかも」
「……よろしくお願いします」
「まかセテ」

アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
ステラ(FX-11A)
ブルーレイン搭載のFX-11A、無人機だが自我がある。名前はみんなに付けてもらった。





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