第3128回「言葉だけで理解させるのは難しいかも」
2017/05/01(火)

「サァ、アルマ、行くわヨ」
「……リーマー」
「ア・ル・マ」
「ウ……アルマ」
「あ、こんにちは、ステラさん」
「あら、その子?」
「アルマちゃんね」
「そうヨ、アルマよ」
「リ──」
 じ〜っ
「ウ……アルマ」
「聞いていた通りですね」
「名前は大事よ? アルマ」
「マダ、よクわからナイ」
「いずれ分かるわ。あなたも、蒼晶石を持つ者なんだから」
「もウ、死んデいる。……死ヌ、とハ何かモよくわからナイけど」
「たとえ死しても、ここに居る以上は、本体にそれがある筈ですよ」
「ま、外の世界では本体がないんだから、負の思念吸い込む心配はなさそうだけど」
「精神生命体じゃないけど、意識の共有か、若しくは感応ができるかしら?」
「あ、どうかな。アルマさん、ちょっとおでこを拝借しますね」
「?」
「…………(こつんっ」 ←自分の額をアルマの額にくっつけた
「…………」
「…………」
「……分かっタようナ、分からナイようナ」
「難しいですか? 一応、伝える事は出来たと思うんですけど」
「理解にハ、まず人ヲ理解すル必要ガあるわネ。人機一体ノ有人機ハ、最初カラ人間らしク航空ガールと成れルけど、無人機ハそうハいかナイ。デモそれハ、ワタシ達に関わっテいれば、自然ト理解できるト思うワ」
「そうね〜」
「ステラがそうだったようにね」
「だからアルマさん、これからもどうぞよろしくお願いしますね?」
「ウン……ヨロシク」

アルマ(AQ-20D)
ブルーレイン搭載のAQ-20D、名前はステラがつけた。その為か、自我を認識しているようだ。
ステラ(FX-11A)
ブルーレイン搭載のFX-11A、無人機だが自我がある。名前はみんなに付けてもらった。
ルナ(Su-37jk)
身体は小さいが、行動は積極的。
カタリーナ(Su-37jk)
強気で気さくでお気楽。それでいて世話好き・世話焼きときている娘。
(Su-37jk)
一途で尽くすタイプなお姉さん。いろいろ大変だったらしい。





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