第3533回「我慢できなかったので」
2018/06/10(日)

「定期購読しちゃった」
「……はい」
「何を?」
「アシェットのエアファイターコレクション
「あー、あれネ」
「どれですか?」
「ほらこれ(HPを見せた」
「ああ、これですか」
「ふ〜ん、これね」
「そう、それだ。毎号1/100スケールのジェット軍用機が付属するのだ!」
「フランカーに釣られましたね?」
「フランカーに釣られたんでしょ?」
「フランカーに釣られたんだよネ?」
「だってなかなかイイ出来だし、ライナップ予告にSu-33もあったし! Su-35/37も期待できるじゃん!? いやきっとSu-34も来るぞ!!」
「……Su-24もありましたね」
「そこもポイント高い!」
「でも創刊号はともかく、第2号以降はそれなりのお値段しますよね?」
「まぁな。出来の良い1/100スケールモデル付属を考えれば、むしろ安いかなとも思うが」
「そうだけど、100号までの予定でしょ? それって──」
「それを考えちゃぁダメだ!!」
「そりゃあネ」
「で、届いて分かったが、かなり軽く作られてるな。ダイキャストモデルだって言うから重いだろうなと戦々恐々してたが、杞憂だった。どうやらムク部分が極力少なくなっているらしい、1/100スケールだからこそかもな。まぁプラも多用しているようだが」
「……あまり重いと、100機もあれば、いったい何キロになるのかと」
「だな。まぁ、100機以上になるけどな!」
「フランカーを複数買いする気ですね?」
「HAHAHA!!!!!」
「そんな事より、押入れで眠っているプラモどうにかしなさいよ」
「積んどくフランカーが大量にあるジャン」
「い、いや、最近は次々にフランカーのプラモが出てるから、押入れの限界を感じて買うの我慢してるんだぞ!」
「えっ?」
「我慢して……る?」
「してないよネ、もう定期購買しちゃってるもんネ」
「だだっ、だって完成品なら積んどくにならないし! ならないし!!」
「ハイハイ、そーですネ」
「それより、100機も飾れるんですか?」
「HAHAHA!!! なんとかなるだろ!」
「……なんとかしましょう」

アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
ルナ(Su-37jk)
割と積極的に行動するタイプで、マスターである鎌土に対しては特に積極的。趣味は読書。
カタリーナ(Su-37jk)
とにかく強気で世話好き、気楽な性格だが楽観的ではない。間違いなくカカァ天下。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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