|
「ネェネェ、ちょっと」 |
|
「何カ?」 |
|
「あのサあのサ、AJ-26搭載してみない?」 |
|
「え?」 |
|
「あんたAL-31Fでしょ、エンジン。それ入るならAJ-26もはいるからサ、やってみようよ」 |
|
「AJ-26って、アナタ達のエンジンか?」 |
|
「……はい。……正確には、少数しか生産されなかった物で、通常のゼロはAJ-24です」 |
|
「配管とか、制御とか、全然違うでショ」 |
|
「そうだけど、変な力で適当にやったら付くじゃないの?」 |
|
「そんな無茶苦茶ナ」 |
|
「……成せば成る(ぼそっ」 |
|
「ほらっ、さっさと機体化する!」 |
|
「え、ちょ、え、えー?(機体化」 |
|
「んじゃアリス、適当にやってみて」 |
|
「……それでは」 |
|
(どうするツモリかネ?) |
|
「………………書き換え、のような事をすればいいのかな?」 |
|
「適当に念じたら?」 |
|
「……うん(念」 |
|
「…………あれ、あれれ、なんか感じが違うヨ」 |
|
「お、AJ-26のノズルだ」 |
|
「……一定時間で戻りそうだけど」 |
|
「そうだネ。妹月の変な力を無理やり捻じ曲げて、アリスの変な力で再構築したって感じカナ」 |
|
「う〜ん、一応ノズルは動いてるヨ。ぐりぐり動いて気持ち悪いネ」 |
|
「んじゃ、飛んでみよう!」 |
|
「やってみるヨ(テイクオフ」 |
|
「……飛んだ」 |
|
「機動してみてー」 |
|
『分かった──ヨ!?』 |
|
「あ、変な動きした」 |
|
「……そこからコントロール」 |
|
「できてないネ、スピンに入ったよ」 |
|
『たーすーけーてーーーーっ』 |
|
「……リエナ、やっぱり無理があったんじゃないかな」 |
|
「う〜ん、失敗だったかぁ」 |
|
『たーすーけーてーヨーーーっ』 |
|