第473回「流血狂・衛子」
2010/01/23

「にゃ、にゃ、にゃー、衛子♪」
「ご機嫌だな、ミオ」
ミオはいつだってご機嫌にゃ。このあいだリズの装備の話を聞いたから、ほかの航空ガールのも気になったにゃ」
「ふん、まぁいいが……一つしかないぞ?」
「いいにゃいいにゃ、教えてにゃ」
「では、愛刀を紹介しよう」
振動刀・五月雨だ」
「その名の通り、高周波で振動する、所謂高周波ブレードとかいうものだ。因みに、アカを斬る時は、赤斬刀と呼んでいる」
「そう言えばそうにゃね」
「大体の物は斬れるぞ。変な力も加えて、戦車を一刀両断だ」
「爆弾とか──」
「軟弱!」
「──うにゃ!? ふしゅー」
「それに直接斬りつけねば、が見れないだろう?」
「にゃ〜、またかにゃ?」
「そうだぁ、滴り流れ噴き出る赤い鮮血だぁ!
「よぉー猫と狂人〜元気してるかぁー?」
「あ、今来ると危ないにゃよ」
「獲物! わざわざ斬られに来たかアカめ、赤斬刀が血を要求しているぞ!!」
「何言ってんだぁー?」
「なんだか興奮してるのにゃ」
「くくく……鮮血で真っ赤に染めてやる! 嬉しかろう!!」
「うるせぇー、真っ赤に燃やすぞコラー(ボボボボボ
「にゃ、これは避難したほうがよさそうだにゃ」
「流しつくせぇぇぇ!」
「燃え尽きろぉぉぉ!」

衛子(F-4J改)
戦って斬って血を見るのが好き。喧嘩上等らしい。
ミオ(F-14A)
語尾に「にゃ」を付ける、元気で素直な女の子。
クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。





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