第474回「ドラゴン退治とかしてぇぇぇなぁぁぁおぉぉぉいぃぃぃ」
2010/01/24

「突然ですが、ドラゴン退治をします」
「ほんと突然でっすね」
それ系のゲームにハマってんのよ、今」
「ああ、それで。でも面白そうでっす、私もいいですかー?」
「いいよ。私が魔術師あんたは戦士、エルテアは、うーん、遊び人?
「ちょっと、なんで私が遊び人なのよ。それに、勝手に組み込まないでくれない?」
「んだよぉ、我侭だなぁー。じゃああんたも戦士でいいよぉ
「戦士・戦士・魔術師じゃ、バランス悪くないですか?」
「じゃあれか、僧侶か。にあわねー
「あんたねぇ……」
「それじゃあ賢者」
「ないない(笑」
イラッ
「そんな訳であんたも戦士ね、回復はみんな自己再生あるからいいでしょ。さぁドラゴン退治に行こう!」
「エルテアさん、怖い顔してないで行きましょうよっ」
「…………ふんっだ」
でもついてくんのね、かっわいいー」
「ちょ、ちょっと何言ってんの──」
「あ、早速ドラゴン出現でっす。お、おおお、燃えてきましたよーっ」
「おやみなさん、何か御用ですか?」
「ドラゴン退治に来た、覚悟しろ」
「え、え、ええ?」
「ドラゴンハントでっす」
「わ、私何かしました!?」
「あーこいつら馬鹿だから、適当に相手してやってよ」
その馬鹿についてくるあんたは、馬鹿中の馬鹿か?」
「な、なんですってー!?」
「リルさん、大人しく狩られちゃってください。それでもって、レアアイテムを剥ぎ取らせてくださいね」
「お、そのくだりは某ゲームが──」
「こっち向けー!(ひゅっ」
「ぱしぃぃんっ)ひ、平手だとーっ!?」
「なんだかよく分かりませんが、帰っていいですか?」
「駄目でっす」
「そ、そんな事言わずに」
「駄目でっす」
「し、仕方ありません。お相手──うわっ(どんっ ←エルテアがぶつかった」
「いったたたた……ちょっと、炎尾でぶつのやめてよ」
「うるせぇー先に手を上げたのはお前だぁー」
「あららら、これは大変だぁー」
「…………今のうちに(逃」
「──あ! ドラゴンが逃走しましたよ! 早く追わないと」
「取り込み中!」
「失礼しましたー」

クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。
エルテア(MiG-21)
叩けば響く、デフォルトツンデレ。F-4が大嫌い。
リリィ(F-5E)
トラ・トラ・トラ、MiG-28なんて知りません。明るい性格。
リル(SAAB35)
ちょっと心配性で気が弱く脆いが、体術が得意で実は強い。





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