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「昨日に引き続き、今日もやってきそうな気がするから偵察に行こうよ」 |
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「……うん」 |
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「なんじゃ浦賀、お主も呼ばれたのか。随分と景気がいいのである」 |
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「何を言う、私の出番は遅すぎたくらいだ。そうだろう、大和?」 |
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「あはは、確かにそうですね」 |
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「しかしこれで、日本海軍戦艦の3世代全部が揃った訳じゃが」 |
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「長門級戦艦、BS-1〜2が第1世代、通常動力艦。浦賀級原子力戦艦、BSN-3〜5が第2世代、原子力動力艦。そして最新、大和級原子力戦艦、BSN-6が第3世代、最初からリニア・レールガンを搭載している」 |
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「順当にでかく逞しくなっているのである」 |
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「でかく……(たしったしっ ←自分の胸を叩いた」 |
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「でかく、ないね」 |
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「拙者も……」 |
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「いらっしゃ〜い、ようこそ謎の空間へ。服装見りゃ一目瞭然だけど、日本海軍艦だネ?」 |
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「……ようこそ」 |
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「あ、リエナさん、アリスさん、こんにちわ。それじゃあ早速紹介しますね! この人はBSN-3 浦賀の精神体、浦賀さんです」 |
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「お初にお目にかかる、私が浦賀だ。二人は躑躅の所属だな?」 |
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「……はい」 |
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「あたしがリエナで、こっちがアリスね」 |
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「うん、知っている。躑躅の白いのと緑のだ」 |
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「そのまんまじゃな」 |
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「で、サ。さっき小さいとか大きいとか言ってたけど……なんでカナぁ、本体は長門<浦賀<大和と巨大化していってるのに、精神体は長門<浦賀>大和ジャン」 |
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「む、胸の話ですかっ!?」 |
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「胸の話はやめぃ!」 |
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「いや背丈の話してんだけど」 |
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「…………」 |
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「…………」 |
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「何をそんなに慌てているんだ」 |
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「だ、だって」 |
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「そんな事よりリエナ、今日はレオナは居ないだろうな? また攻撃されたらたまらないのである」 |
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「あー、どうだろうネ?」 |
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「……惹かれるように、やってくる(ぼそっ」 |
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「そうそう、まさにそんなか──」 |
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「──げげっ」 |
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「クスクス……」 |
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「や、やっぱり出たー! 対空ー!」 |
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「撃滅せよ! 撃滅せよー!」 |
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「いや狙いはあんたらじゃないから。ほら、あっち」 |
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「あ……」 |
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「レオナ、浦賀だ浦賀、わからないのか?」 |
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「クスクス……浦賀ぁ?」 |
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「そうだ。お前達の母艦、躑躅を含む艦隊の旗艦、原子力戦艦浦賀だ」 |
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「あいぃ〜、浦賀ですかぁ〜、なら味方ですねぇ〜」 |
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「ふーん、ま、ある意味知ってる人だもんネ」 |
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「……うん」 |
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「でも、最初は分かってなかったようですけど」 |
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「それは気のせいですぅ〜」 |
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