第566回「ごぉぉぉぉぉるでんっ、うぃぃぃぃぃぃぃっく!」
2010/04/26

「もうすぐですわ」
「連休の反面、連荘の人も」
「……書き入れ時だから」
「忙しい時期ですぅ〜」
消費週間とも言う」
ガンガン使って経済に貢献してネって?」
「大型連休とはそういうものじゃ」
「……そして増える事故
「みなさん、お気をつけてくださいね」
「それでぇ〜、お姉さま方はぁ、何処かへ行くんですかぁ〜?」
「……哨戒任務」
「電子偵察任務だよ」
「哨戒任務ですわ」
「電子戦訓練じゃの」
「対潜哨戒任務ですぅ〜」
「なぁんだ、みんな暇無しジャン」
「……軍人だもの」
「増してや、きな臭い周辺事情じゃて」
「緊張が高まると、更に大変になるよネ」
「ジェイン動乱後の当面の脅威はぁ、人民解放軍とぉ、ジェイン派残党(とその支援組織)とぉ、テロ組織残党(とその支援組織)あたりですねぇ〜」
「古い東側兵器は今(2053年)でもデッドコピーが出回っていて、あちこちで生産されていますので、出所がなかなか掴めないのが現状ですわ。作られすぎて、簡略化も恐ろしいほど進み、値段も恐ろしい程お安く、というところ」
「西側兵器も中古品が出回りすぎて、これも現状が把握できていない。デッドコピー品も、勿論あるじゃろう」
「テロ組織残党が、MiG-23やら、MiG-21やら、巡航ミサイルやらでウチにちょっかい出してくるのって、やっぱ周辺の国のどっかが支援してるって事だよネ」
「……言わずもがな」
「ロシアは外機では同盟じゃから、もう一国もう一国、いや一軍か、それしかないのう」
「残党による攻撃はぁ、殆ど無駄な足掻きですけどねぇ〜」
テロリストとはそういうものですわ。爆弾一個でも落とせれば、それで大勝利なのですわ。逆に、爆弾一個でも落とされたら、こちらとしては最大の屈辱でもありますわね」
「レーダー感度あるからネ。0%になったら、幾ら密度上げても駄目だし。奴らにとっては存在を誇示する事が大事だから、小さな自爆テロ事件でもいいし、航空機で進入・爆撃なんてインパクトでかいよネ」
「……所詮は残党だから、目的が思想と存在の流布・誇示だけに変わっていったよね」
「最初は日本の油田やら海底資源やらを狙って、という部分が大きかったのじゃがのう」
テロ組織を抱えていたのは何処の国か、とはまだネタバレなので言っていませんけども、少なくとも、支援に当たった国家(と軍)の一部が何処かは言わずもがなですわ」
「いつそこまで到達するんですかぁ〜?」
「……さぁ?」
「さぁ──って、おいおい」

アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
もみじ(JE-1)
丁寧な言葉遣いとは裏腹(?)に、策士。翼の姉妹達の中ではリーダー格。
ガーベラ(Su-37jkE)
翼の姉妹達から、姉のように慕われている。レオナを溺愛。
レオナ(Su-34jk)
おっとりとした女の子だが、攻撃になると性格が攻撃的に変わる。





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