第579回「ハハッの日」
2010/05/09

「今日は母の日
「ハハッ♪」
「なぁ、こいつ殴っていいか?
「殴ると恨みゲージが溜まってそのうち噛み付くよ」
「それは置いておいて。母の日と言えばカーネーションだけど、違う物を贈る人も居ると思うわ」
「居るでしょ。気持ちの問題で、カーネーションにこだわる必要はないよ」
「秋元中尉はワインを贈ったそうよ。カーネーションって枯れるからなぁ、と言っていたわ」
造花にすれば?」
それだと味気ない、らしいわ」
父の日はどうすんの?」
2リットルのウィスキーだそうよ」
「お酒ばっかりだね☆」
「ある意味無難?」
「そうかもしれないわね」
「母の日かぁ、航空ガールには無縁だからねー、なんだか実感ないや」
粉雪に贈ればいいじゃんか」
「そうね、いつもご飯の用意とかしてもらっているんでしょ?」
「あー、そう言えば家事とかそういうような感じの事してる」
「無人なのにご飯が出てくる謎の食堂とかないの?」
「いやあるけど、何故か粉雪大佐がやるんだよねー」
「あら、家庭的でいいじゃない」
「やっぱ贈ったほうがいいんじゃねぇのかな」
「うーん、じゃあ眼鏡を贈ろう
「眼鏡……」
「どんな?」
尖った感じの赤渕眼鏡とか?」
英才教育ママとかスパルタ教師みたいだな」
「海袮、もしかしてそういうのを望んでいるの?」
「え、なにそれ、そんなわけないじゃん! じゃああれだ、星型とか!」
「そんなイロモノじゃ喜ばねぇだろ」
「普通のでいいじゃない」
「うーん……分かった、じゃあ普通のゴールドフレームにしとくよ。キンキラキンの」
「……わざと言ってるだろ?」
「ソンナコトナイヨ」
「わざとね」
「わざとだ」

(Su-37jk)
一途で尽くすタイプなお姉さん。いろいろ大変だったらしい。
海袮(P-3C)
自衛隊のP-3C。潜水艦を沈めたくてしょうがないが、許可が下りない。
ミラ(MIRAGE 2000C)
幻影魔法を使う猫被りな魔女っ娘。地は男言葉。





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