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「空中空母って響きがいいよネ。飛行空母とかサ」 |
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「SF的ね」 |
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「そんなでかいの、どうやって離着陸させるの?」 |
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「気合で」 |
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「そんな馬鹿な」 |
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「反重力装置みたいなのあれば楽だよネ、滑走する必要はないから。そういうのが実現されるのって、まだまだ先なんだろうネ」 |
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「実際、研究されているのかしら」 |
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「さぁ、あるんじゃない? 今では普通だけど、一昔前では夢物語だったって装置は割りと沢山あるよ」 |
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「着艦はどうするの? やっぱり空中でやるんでしょ」 |
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「そうよね」 |
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「相対速度合わせれば楽なのカナ。あ、でも空母が起こす空気の乱れとか面倒そう」 |
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「乱流が起きないようにヌメッとしてて、しかも面白みのない形になるかも」 |
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「円盤ね!」 |
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「円盤ですかい」 |
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「風除け的な構造でもいいかも」 |
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「空中でローディングランプを開いた輸送機みたいな感じ?」 |
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「そんな感じ」 |
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「その場合、停止中に着艦させる時面倒よね。失敗したら壁に激突確実」 |
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「停止中は前面も解放できるようにすればいいんじゃないの?」 |
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「だね」 |
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「衛星軌道で組み立てて大気圏に下ろし、ずっと飛んだままとか」 |
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「そりゃすごい」 |
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「まさにSF的ね」 |
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「…………(流石に分かんないか)」 |
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「ジャムはそこに居る」 |
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「突然現れて何言ってんの?」 |
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「それがどうした。俺には関係ない」 |
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「なんなの?」 |
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「クリス、あんたは分かりそうだよネ。て言うか分かってるネ」 |
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「だが一つだけ言わせて貰おうかぁー。なんでアンブロークンアローはハードカバーなんだぁー! ほかのとサイズが違いすぎるじゃないかぁー! って言っても、グッドラックのほうは元々ハードカバー本だったから、それに合わせたのかなぁ」 |
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「あー、あれ、ハードカバーってなんか読みにくいよネ」 |
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「存在感はすごくあるんだけどね。文庫版から入った場合、文庫・文庫・ハードカバーで締りが悪い?」 |
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「ハードカバーだけにしても、文庫・ハードカバー・ハードカバーになっちゃうけどネ」 |
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「アンブロークンアローも、そのうち文庫版でるのかなぁ」 |
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「出て欲しいところだネ。やっぱ持ち運びに不便だよ」 |
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「ところでなんの話してたんだっけ?」 |
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「さぁ?」 |
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