第592回「ドリィィィッルミッサァァァァイルッ」
2010/05/22

「ねぇねぇ、ドリルミサイルとか装備してみたくない?」
「ド、ドリルミサイルでありますか」
「そ、ドリルミサイル。しかもでっかいの、キッチンASMくらいでっかいの
ドリルミサイル──って、その名の通りよね? そんなに大きなドリルミサイル、どうするの?」
「んー、敵地下司令部に向けてぶっ放す、とか」
穴を掘って司令部まで到達させようと?」
「そうそう、そんな感じ」
「なんだか地味ね」
「そんなことないって、でっかいドリルが穴掘って、ド派手に爆発するんだから絶対画面映えするって!」
穴を掘っている間に破壊されるのでは?」
「確かにそうね」
「大丈夫、絶対誰も来ないから」
「それはまた何故でありますか?」
変身・変形中は襲って来ないのと一緒」
「そういうものなの?」
「さぁ、どうでしょうか」
「そういうもんなの」
「でも自分だったら、確実に破壊しますね」
「そうね、私もそうするわ」
「あー、わかってないなぁ、そうじゃないんだよなぁー」
「ではなんと?」
「だからぁ、そういうお約束なわけよ」
「お約束でありますか」
「そ、お約束。変身・変形中は攻撃しちゃ駄目って条約がかわされているんだよきっと。正義と悪の組織の間で」
「なんだか話がずれている気がしますが」
最初からじゃないかしら」
「ドリル! それは浪漫!! 円錐状の物体に、渦巻く螺旋!! 何処をとっても漢!!」
「でもドリルって、あの形状ではちゃんと掘れないと──」
「それ以上は駄目だぁー」

クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。
ジェラ(Su-27)
ぺったんこ。女の魅力は戦闘力、らしい。
(Su-37jk)
一途で尽くすタイプなお姉さん。いろいろ大変だったらしい。





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