第602回「1円だって立派なお金なんだよ!!!!!!」
2010/06/01

「あ……お金拾った
「何それ、1円?
1円ね」
1円じゃなんにも出来ないじゃない」
「そうね」
「何を言っているんだ、1円を笑う者は1円に泣くんだ」
「えー、だって1円だよ1円。何が買えるのよ」
「うーん、1円スタートオークション?
「あんなの、大抵価格上がるじゃないの。そもそも最低落札金額とかなんとかついてて、1円スタートの意味ない時だってあるじゃない」
「あれは目立たせて釣る為の作戦だ、安い順に並べた時とか一番上に来るからな。私が言いたいのはそういうことじゃないの」
「じゃ、何よ」
「ある日の買い物、レジで支払いを済ませようとすると、なんと1円だけ足りない!! ああ〜たかが1円されど1円、お金はお金、まけてなんかくれないので諦めて帰った」
「そんな事あるの?」
「運が悪いだけじゃないの?」
そういう問題ではない。あるかないかの話ならば、中尉がその状態になった事があるそうだ」
要はお金を大切にしましょって事?」
「そういうこと。1円だって立派なお金だ、重さを感じないアルミニウムだけど立派なお金なんだよ」
「そうだ、1円の重みを体感できるように、で作ったらどうかしら?」
「えー、鉛じゃすぐ歪みそうタングステンにしようよ」
「タングステンじゃ1円より高いだろーっ」
「それじゃあやっぱり、劣化ウランね!(スッ
「劣化ウラン弾を出すな」
劣化ウラン硬貨……嫌過ぎる」
「もっと普通ので」
「じゃステンレス
「それならでいいだろ」
「鉄でもステンレスでもいいけど、1円で作れるの?
「1円じゃ無理かも。やっぱり1円の価値に見合った金属じゃないと駄目か」
「アルミしかないじゃない」
「やっぱりアルミか」
「アルミでいいんだな」
「でも劣化ウランも捨てがたい……」
「それはない」

志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
リーネ(A-10A)
渾名はガトリング・ボア。戦車を撃ち抜く事に快感を持っている。
レン(SR-71A)
でかい翼を備えるツンデレ。割と邪魔なので、普段は縮めている。





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