第622回「フィィィィィィィィィィィィッシュ!」
2010/06/21

「ん、何この張り紙……ええと、『ネタがないので適当に設定垂れ流して自己満足決定』だって」
「本編はサボっておるのにか?」
「あらあら」
「ま、なんとかするんでしょ。とりあえずなんの設定垂れ流すのカナ?」
「これはどうじゃ?」
JH-24M フィッシャー 対潜ヘリだネ。ソノブイ25本、ディッピング・ソナー1基、MAD1基を標準装備し、魚雷による対潜攻撃、ASMによる対艦攻撃が可能な、日本海軍の主力ヘリだよ」
「そのほかにも12.7mm機銃を搭載しており、対戦車ミサイルの運用能力も持つ。対テロ作戦に使用されたり、救助に使用されたり、まぁ多用途機じゃな。お手本はSH-60じゃからの」
「AEWユニット・ポッドを搭載する事により、簡易早期警戒ヘリとして、ECMポッドを搭載する事により、簡易電子戦ヘリとしても運用可能ですわ」
艦船の良きパートナーって感じで」
「それで、そんな設定があるから無人ヘリ追加か否かで悩んでおるのじゃ」
「第560回で触れたのは、観測ヘリだけどネ。例えば雪風級駆逐艦だと小さいし、武装がキツキツだからJH-24Mは無理。けど、すっごく小さい無人ヘリならギリギリ搭載できそうジャン」
「役目はピケットですわね。JH-24MのAEWユニット・ポッドもそうですが、低レーダー感度下に於けるピケット、そして対潜索敵のピケット」
「ま、追加したところで話に影響はないし、直す所もないけどネ。編成図をちょろっと弄るくらいカナ。だって主役は航空機、そしてその航空機は空母艦載機。つまり、JH-24Mの簡易AEWヘリ設定は、完璧にJE-1に喰われてる訳よ。てことは、追加したと仮定しても、無人ヘリの簡易AEW設定は、やっぱりJE-1に喰われる訳ネ」
「あらあら♪」
「簡易電子戦ヘリ設定も喰われておるし、喰われるのう」
「そうそう、どっかの電波娘にネ」
「ふむ、妄想癖が何を言うか」
「おやめなさいな、みっともない」
「えー、あたしが弄ってあげないと、ガーベラったら影薄くなっちゃうよ?」
「そんなことせんでも、わらわは十分目立っておるわ」
「電波な感じで?」
「リエナ、今日の妄想はもう終わったのかえ?」
「おやめなさいって……」
「言って」
「いますのに……(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
「わわわ、分かった、分かったから!」
「も、もみじ殿、落ち着いて、落ち着いて」
「…………」
「ほ、ほら! 笑って笑って〜、ネ?」
「…………」
「笑顔じゃ、笑顔」
「…………」
「ほら、ガーベラがしつこいからだよ(ボソボソ」
「何を言うか、お主が先に始めた事じゃろうて(ボソボソ」
「ん、うんっ」 ←咳払い
「わー! 今のなし、今のなしー!」
「そ、それではこの辺で失礼するぞえっ」
……ザザ……ザ……ザザ……ザ…………ザー────

リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
もみじ(JE-1)
丁寧な言葉遣いとは裏腹(?)に、策士。翼の姉妹達の中ではリーダー格。
ガーベラ(Su-37jkE)
翼の姉妹達から、姉のように慕われている。レオナを溺愛。





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