第667回「昼寝のときも油断するな!」
2010/08/05

「や、や、やめとけ! 後悔するぞ、絶対後悔するぞ!!」
「うっふっふっ」
「何をしているんだ?」
「げげっ」
「あ、美風! ちょうどいいところに、こいつやっつけてよ!」
「それはいいが……いや、お前さんがやればいいだろう? 何故やらない」
「そ、それは……」
「じゃーんっ、こういうことネ!」 ←志乃の刀×2と、木刀を持ってる
「………………(ジロッ」
ビクゥッ
「なんだあれは、どういうことだ」
「いや、その、あの、あはは」
「あはは、じゃない。どういうことなんだ」
「志乃が言わないならワタシが言ってやるヨ。なんか昼寝してたから、こっそり頂いただけネ!
「………………(ジロッ」
ビクゥッ
「志乃、昼寝をしていたからといって刀を奪われるとは……修行が足りない証拠だな?」
「いやそんなことは──」
「じゃあ何故奪われた? 妹月、私から刀を奪えた事があるか?」
「何十回とやったケド、全部失敗したヨ。いきなり目を覚ますんだモノ」
「そうだ、そういうことだ。修行が足りん、今日は断崖絶壁コースだ志乃」
「ひぃっ、断崖絶壁コース!?
「そうだ、覚悟しろよ」
「そ、それだけは、それだけは!!」
「さぁ行くぞ志乃、みっちり鍛えてやる」
「嫌だー! 助けてー! 嫌だー!」
「あ、妹月。刀と木刀は返せよ?」
「え、あ、はい(返した」
「ん、では行くぞ」
「はーなーしーてーよー
「断崖絶壁コースってなにヨ?」

志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
美風(F-15J)
マイペースでめんどくさがり。しかし、瞳孔が開くととにかく強い。
妹月(殲撃10型)
いつも自衛隊機のテリトリーに遊びに行くが、すぐさま追い返される。





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