第682回「求めると手に入らないものがある!」
2010/08/20

「おきゃくさぁ〜ん、買うの? 買わないの??」
「ちょっと高いよ、なんでこんなに高いんだ」
「そりゃあ勿論、炎天下のなか並んで買った手間賃込み込み。人気があって、ほんと苦労したんだからさぁ」
「う"……外の世界に行くって言うから、ついでに頼んだだけなのに……今話題のデザートセット……食べたい、食べたいけど手間賃高い!! 海袮、手間賃ロハにしてくれ!!」
「 無 理 」
「そこをなんとか! 第682回だけに、ロハに!
6=ロ 8=ハ 2=に って?」
こくこくっ
「ど〜〜〜〜っしよっかなぁ〜」
「そこをなんとか!!」
「じゃあ、ロハの意味言ってみ」
「タダって意味だ!」
「じゃ、なんでロハって言うんだと思う?
「え……それは…………」
「それは?」
「それはぁ……」
「…………」
「…………」
「ハイ時間切れ!」
「だぁー! なんなんだ一体!!」
「正解は、タダを漢字にすれば分かるよ」
「え……タダってどのタダだ?」
「そっからかよ」
「えーと、えーと(変換中)……あ! なるほど、只(ただ)を分解すると、ロハだ!」
「そう言うこと。タダ、つまり無料の事をロハって言うのは、そういうことなんだよねー。で、早く手間賃頂戴
「ううぅ……」
「あらあらぁ、手間賃ですか(スゥーッ」
!?
「それで海袮、幾らなんですか?」
「いやそのあのえと……(右手を広げた
「500円?」
「チガイマス、5万円デス」
「か〜い〜ね〜(ゴゴゴゴゴゴゴゴ」
「ひぃっ! 嘘! 冗談ッッッ!! 手間賃なんて勿論ロハさ、ハハハハハハ
「なんかアレだけど、ま、いっか。はい、商品代」
「うぅ……畜生、本当に暑かったのにぃ」
「ほら、海袮も一緒に食べようよ」
「え!? マジ!? やったー!」
そういう契約ならまだしも、見返りは求めるものじゃないんですよ、海袮」
「くぅんくぅんっ」 ←尻尾振りまくってる

海袮(P-3C)
自衛隊のP-3C。潜水艦を沈めたくてしょうがないが、許可が下りない。
志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
粉雪(E-767)
いつもほんわかしてるが、メガネをかけるとシャキッとする。





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