第835回「一人一票、俺は一○○票(殴」
2011/01/20

「人気投票結果発表ー!」
「マテや、そんなもんやった覚えないz──」
「うるせーシベリアで木の本数数えさせんぞ」
「本当に初耳にゃけd──」
「うるせー叩き落とすぞハエのようにな」
「一人でハッスルしてるところ悪いんだけど、そんな企画やってないかr──」
「うるせー地面とキッスしてぇのか」
「………………(ガシャッ
「ははは、OK、OK、穏やかに行こう」
「で、そんなもんやってないぞ」
「では結果発表」
「聞けよ」
「一位! クリスティーナ!!」
「捏造にもほどがあるわ」
「にゃ、捏造にゃ」
「捏造だな」
「なんで!?」
「アリスが一位じゃないから」
「どういう理屈よ」
「俺が100票入れるから」
「捏造かよ」
「どういう仕組みよ。普通は一人一票とか、そういうふうにしかできないようにするものでしょ」
「にゃ、ミオ分かったにゃ。アキが管理人権限を利用してやるにゃ?
「 正 解 ! 」
「なんて奴だ!」
「クリスと変わんないじゃない」
「ふっ……世の中だいたいこうなんだよ
「それはひねくれ過ぎてないか同志」
「にゃ、全部捏造にゃ?」
「全部じゃないけど、無いとは言い切れないわね」
「まぁそうだね、実際あるっちゃあるでしょ。投票に限らず、ね。アンケート調査なんか、簡単に捏造できるし。誘導的な質問にしたり、ある特定の世代を狙ったり、都合の悪い意見は無かった事にしたり
「あるな」
街頭調査なんてその典型じゃない?」
「欲しい意見を言いそうな奴を狙う、欲しい意見じゃなかったら編集でカット。余裕だな
「ま、疑いだすと止まんなくなるけど、これは捏造だろ……って感じるのは結構あるわけね」
「世の中そんなもんだが、なんだかな」

クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。
ミオ(F-14A)
語尾に「にゃ」を付ける、元気で素直な女の子。
リーネ(A-10A)
渾名はガトリング・ボア。戦車を撃ち抜く事に快感を持っている。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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