第837回「カレーライスは食の王様! 異論は認めるが聞き流す」
2011/01/22

「今日ってカレーの日だってネ」
「1982年1月22日、全国学校栄養士協議会が、学校給食開始35周年を記念して、この日の給食のメニューをカレーにすると決めたことが由来だそうだ」
「今でも出てんの? 1月22日にカレーって」
「さてね」
(カレーの日……カレーライスを作ろう)
「何、カレーでもつくんの?」
「……どうして分かったの? ……思念、そんなに漏れてたかな」
「いやいや、そうじゃなくて。そういう気がしたの」
「……そう」
「そうなると、ウチの夕食もカレーライスか。粉雪殿はそういうのをキッチリ合わせてくるからな。まぁいいだろう、私は好きだ」
「カレーって言えば、なんでアッキーはあんなにカレーライス好きなの?」
「……さあ?」
「さぁって、あんたのマスターでしょーが」
「……では本人に」
「聞くの?」
「呼んだか?」
「呼んでない、帰れっ」
「まぁそう言うなよ、俺が乱入すると確実にバカっぽい回になっていいだろ? な?」
自分で言うなって」
「まぁ、バカっぽい雰囲気にできるキャラは限られているからな。クリスとか、海袮とか、ね」
「それでいいのかって話になるんだけど、いいの?」
「いいんだよどうせ雑談小屋なんだから」
「いやそうじゃなくて、アッキー個人の問題」
「俺はもともと芸人気質なの、自分で言うのもなんだけど。転んでも笑ってくれりゃそれで儲けだ」
「ふーん」
「……それで、マスター。……何故、そんなにもカレーライスが好きなのでしょうか?」
「あー、なんでだろうな? 俺にもよく分かんないんだけどな。でもこういうのって、言葉で伝えるのは難しいし、なんつーか、言い表せないんだよ。だってカレーライスって聞くだけでワクワクしちゃうんだぜ、その理由を言えって言われたって分かるかっての」
「あ、要するに重症だって事ネ」
「ま、そういうことだ」
「なんだただの中毒か」
「カレーライス依存症」
「それじゃ病気みたいじゃないか!」
「まぁいいじゃないか、それほど好きだってことで、な」
「む、まぁそうだな」
「……そういう訳で、今夜はカレーライスを作ります」
「お、そりゃ楽しみだ。じゃあ間食せずに待ってるぞ」
「さて、私はりんごと蜂蜜でも買ってくるかな」
「なんで?」
「海袮がひとネタ仕込んで騒ぎそうだからだ」
バーモ○ドカレーですかい」
「そう、バー○ンドカレーだ」
「……伏字の意味がない(ぼそっ」

アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
美風(F-15J)
マイペースでめんどくさがり。しかし、瞳孔が開くととにかく強い。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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