第908回「出た! 必殺の!! 出やがった!!」
2011/04/03

「──っはぁ!?(がばっ」
「…………おはようございます」
「……ああ、おはよう。……今何時?」
「……5時です、朝の」
「…………」
「…………」
「まーたですかい?」
ビクゥッ
「…………」
「お主も本当に懲りないのう?」
「い、いやこれは……な?」
「レオナに同意を求められても困りますぅ〜」
「違うんだ! 仕方なかったんだ! すげぇ忙しくて! な? 聞いてよ、言い訳聞いてよ!
「一応、聞いてあげる」
「聞いてあげますわ」
「明日──っていうか日付的にはもう今日なんだが、な、4日に演説に来るんだよ。立候補者が」
「ふむ、横須賀市議員の、じゃな?」
「そうだ、選挙あるからな。立候補者が、開店前の店を廻って演説……ってのはよくある事。まぁその会社が懇意にしている政党まる分かりなんだが、それは置いといて。その演説ってのが10分くらいなんだが、これだ、これがあるから3日の帰りぎわが忙しかった」
「なんでですかぁ〜?」
「ウチは朝の開店前に、その日の品出しをするんだ。勿論、営業中にもやるけど。で、その開店前の品出し時間が10分削られるのは、実はかなり痛い。たった10分と思われるかも知れないが、意外と大きいんだぜ。なんせ朝の全員が10分取られるからな。そして演説も、本当に10分で終わるかどうか分からん。で、その分をだ、前倒しでやっといたんだ。泥物だけな、俺の範囲外も。トータルで50分くらいかけてやる範囲か」
「ふーん」
「それじゃなくても、日曜だから忙しいんだけどな」
「うーん、微妙。もみじさん、判定をどうぞ」
「極刑!」
「はいアッキー、残念でした」
「なんで!?」
「なんでと言われても、のう?」
「ですよねぇ〜」
「ちくしょぉぉぉぉぉぉ(逃」
「……あ、マスター(トコトコ」

アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
もみじ(JE-1)
丁寧な言葉遣いとは裏腹(?)に、策士。翼の姉妹達の中ではリーダー格。
ガーベラ(Su-37jkE)
翼の姉妹達から、姉のように慕われている。レオナを溺愛。
レオナ(Su-34jk)
おっとりとした女の子だが、攻撃になると性格が攻撃的に変わる。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





第907回へ  第909回へ

戻る
トップ