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「お、くにおくんだ」 |
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「はぁ?」 |
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「んだよ、分かんないのかよ」 |
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「お前のネタは分からん。第920回だからだというのは分かるけど」 |
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「ちぇっ、つまんないの」 |
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「それより今日は、盲導犬サーブに対人保険金の支払いが認められた日だぞ」 |
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「え?」 |
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「おめぇじゃねぇ、すわってろ」 |
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「サーブは1977年生まれ、日本の盲導犬だ。メスのシェパードで、1982年に、雪でスリップして突っ込んできた車から主人を庇って、重傷を負った。それが原因で左前脚を切断したが、一命はとりとめ1988年に天寿を全うしたんだ」 |
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「ほぉー。脚は失ったけど、命は助かって良かった」 |
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「対人保険金の支払いが認められたとは?」 |
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「この事故がきっかけとなって、『盲導犬は視覚障害者の一部である』ってなって、盲導犬が事故にあった場合にも、自賠責保険が支払われるように法改正されたそうだ」 |
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「なるほど」 |
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「…………」 |
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「何?」 |
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「いや、別に」 |
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「今あれでしょ、コイツはどうなんだろうって思ってたでしょ」 |
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「期待してないからいいよ」 |
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「ちょ、何それ! 私だってご主人様たーすーけーまーすー!」 |
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じとー |
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「何そのほんとかよ的な目は!」 |
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「いやぁアリスなら分かるけど、海袮じゃ説得力がない」 |
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「だよねー」 |
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「そうなんですか?」 |
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「こいつらに騙されちゃ駄目! 私はとーーーーーってもいい子なんですぅ!」 |
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「嘘つけ」 |
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「だいたい、海袮のご主人様って誰よ?」 |
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「え、えーと…………粉雪大佐?」 |
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「の割には言う事聞かないよね」 |
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「そんなことないよ!」 |
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「ほんとかよ」 |
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「あ、でも司令殿にはくぅんくぅん言ってるな海袮は」 |
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「どれどれ……あ、本当だ。他の回でも言ってる」 |
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「なるほど、本当に大好きなんですねー♪」 |
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「ちょ、やめろ」 |
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「何故ですか?」 |
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「いいから」 |
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「意訳:恥ずかしい」 |
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「あっはっはっ、海袮、粉雪大好きなんだってー?」 |
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「やめろーっ」 |
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「恥ずかしがる事なんてないですよ?」 |
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「恥ずかしいモンは恥ずかしいの!」 |
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