第934回「肩甲骨が! 肩甲骨がぁぁぁ!!」
2011/04/29

「いやぁまいったまいった」
「なんだぁ、どうした」
「今日な、仕事の時な、いつも通りハンドフォークでパレット引っ張ってたのよ。で、全部引っ張り終わったあと、なぁんか肩甲骨が痛い! ちょっと変な動かし方しちまったか?と、まぁその程度に思ってたんだが」
「……肩甲骨ですか」
「それちょっとまずいんじゃないの?」
「うん、開店前の品出し中に、一気に痛くなった。すげぇ痛いんだ、どのくらいかって言うと、たった16kg程度の白菜の箱が痛みで持ち上がらないんだ!」
「それ、ヤバイだろ」
「……大丈夫ですか?」
「ああ、徐々に回復してな、今はちょっと痛いがまぁ、大丈夫だ。肩甲骨の辺りをつった感じだが、なんなんだろうね?」
「なんなんだろうねって、お前なぁ」
「いやぁ、箱が痛みで持ち上がらなかった時、血の気が引いたぜ? やっちまった、ぎっくり肩か!?ってな」
「……ぎっくり肩……」
「ぎっくり肩ってなんだよ、ぎっくり肩って」
「ぎっくり腰の肩バージョン」
「……検索してみましたが……ぎっくり背中、などと言われているようですね」
「まぁそんなところだろう。周りの人が言うには、顔色が悪かった、顔が真っ青だったそうだが」
キてるな」
「冷や汗が一気に出てさ、なんか息苦しくなって、こりゃマズイ!!と思ったね」
「……あまり良い状態ではないですね」
「その手のは、慢性的になるとヤバイぞ」
「うーむ、気をつけないとな。洒落にならん」
「そーそ、寝落ちみたいに慢性的になったらヤバイよ」
うわっ、びっくりした!」
「……リエナ、いきなりすぎ」
「あたしは偵察機だからネ♪」
「なんだその理屈……」
「寝落ちが慢性的だとは聞き捨てならないな」
「へぇ、本当にぃ?」
「あれは明らかに慢性的だろ」
「ネ、だよネ」
「ぐぬぅ……」
「酷い時は数日続くし」
「まぁ更新自体はしてるけどサ」
「仕事がある日なんか、出勤前によく間に合ってるよな」
「あれはなんなんだろうネ? 7時には出るんだけど、それまでには更新してるからネ」
「逆に仕事がない時は、凄く遅い時もあるけど」
「あれは完全に、気が緩んでるだけぇ」
「…………反論はいたしますか?」
「いや、無理。否定できないし」
「……然様で」

アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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