ACE COMBAT04 Shatterd skies〜メビウスの記憶〜




ACE COMBAT04 Shatterd skies〜メビウスの記憶〜
第2章 喉もとの剣〜リグリー飛行場強襲〜

10/2 リグリー飛行場上空 0800時

「・・・すさまじい数をそろえたものだ。壮観だな。」
F-12Dブラックバード・レンは持ち前の速度を生かして強行偵察中・・・ヴィクセンは上空を旋回する。
ステルス塗料があるからレーダーには映っていないはずだ。
高度7500、リグリー飛行場上空。敵機と遭遇した場合は撃墜、撤退せよとのこと。
搭乗員はヴィクセンだけ。無論、F-12Dは単座だから仕方ないが・・・
「結局俺は偵察ばかりやるってわけか。やれやれだ・・・よりによって1人だ。」
『1人じゃない。私がいるよ。』
「ん・・・?」
思わず振り向いたが、誰もいない。
前には後ろから妹が話しかけてくれた。が・・・今あるのは「新型装置」の組み込まれたブラックボックス。
さすがに、機械が話すわけないか・・・ヴィクセンはそう思い偵察を続ける。
『ここにいるってば。解る?』
「あ・・・」
妹そっくりだが、黒い翼のある少女・・・ヴィクセンはそれを認識する。
ようやく見えた。はっきりと解る。
「・・・今までどこにいたんだ?今度は俺を連れて行くつもりか?」
『・・・どこに?」
「天国だろ?俺もそろそろ死ぬかもな・・・」
その途端に敵機。機影はF/A-18C・・・
というより、こっちに気づき離陸しようとしている機体。
「やれやれだな・・・離陸してきたか。面倒だが。」
F-12Dが降下、AAM-4を発射し先頭の機体を爆破する。
これで離陸までの時間は稼げた。敵爆撃機も確認・・・急速離脱する。


10/5 1320時 ノースポイント空軍基地搭乗員待機室

「・・で、君の妹って死んだはずじゃ・・・?」
「だが何故か引っ付いている・・・それも7年前の姿のまま。」
多少迷惑そうにヴィクセンはレンを見て話す。
「妹じゃないって!」
「声も姿も顔つきもそっくりだ。まて・・・俺の好きな妹とブラックバードがイメージで融合したのか?」
まぁ、MCというのはそんなところだ・・・本人のイメージした誰かとそっくりと言うことも多い。
ヴィクセンはやれやれと言うと、機体に積み込む兵装を整備員に指示している。
軍としての体制が持ち直したおかげでAAM-4やAAM-5の量産が開始。優先的にノースポイントに支給されている。
だが、まだ数は少ないのでとりあえずAAM-3とAAM-4で何とかするしかない。
「・・・お前も機体を変えたのか?フィン。」
「そう。F-15Jイーグル。」
世界最強の制空戦闘機とも呼ばれた機体。無論戦闘能力はF-4EJの数段上を行く。
ようやく、メビウス隊としての体制も整ったということか。
「で・・・となりのイーグルは何だ?ウスティオ仕様のF-15Cだが・・・」
「片羽だってさ。」
フィンがあっさりと答えるが、レイピア隊に編入された傭兵らしい。
実力はかなりのもの。無論ベルカ戦争で名をはせたエースだ。
「ねぇ、マスター。」
「・・・その呼び方はやめてくれ。ヴィクセンでいい。できれば兄で。」
「妹じゃないってば。マスター、あの機体から蒼晶石を感じるんだけど。」
「システム機か。ならば活躍もうなずけるな。」
そろそろブリーフィングの時刻。全員でブリーフィングルームに向かう。

「リグリー飛行場は敵の前線空軍基地であり、我が軍の喉元に突きつけられた短剣である。現在エルジア軍の大規模な爆撃機編隊が、この飛行場へ集結している。
ノースポイントへの爆撃を阻止すべく、飛行場を攻撃し駐機中の爆撃機を全機破壊するのが本作戦の目的である。
未確認情報だが、エルジア軍がエース部隊を送ったという情報が入った。油断するな。」
「了解!」
すぐに全員が制空装備を整え、格納庫に向かう。
今回はF-4EJ改の航空隊であるヴァイパー隊が随伴。レイピア、メビウス隊と共に行動を開始する。
「・・・フィン、緊張しないんだな。」
「そう?緊張してられないじゃない。こんなときにさ。」
ヴィクセンに聞かれ、フィンはあっさりと答える。
こんなときだからこそ・・・か。それも一理ある意見だろう。



1340時 リグリー飛行場
「リグリー飛行場まで30マイル。送電線にそって北へ飛べ。爆撃機はお昼寝中だ。一網打尽にしろ!」
「了解。メビウス1、エンゲージ!」
メビウス隊の3機が進撃開始。送電線に沿って飛ぶと、早速敵機が・・・ハリアーGR1だ。
おそらく、先ほどレーダーを破壊されたから偵察でもしているのだろう。
「交戦エリアでは僚機の援護を怠るな。」
「スクランブル機に気をつけろ。」
部隊の間で会話を交わしているが・・・その間にフィンがミラージュ2000Cを連れてハリアーと交戦。
ヴィクセンには先に行けと命令が下される。
「・・・了解。」
作戦空域に到達、そこには大量の爆撃機が配備されている。
格納庫だけに入りきらず、外にも放置されているようだ。
『これじゃダメね。爆撃を受けたら。』
「下の奴らには最大の悪夢だが、先にやることがある。」
陸上てタキシング中の敵機にAAM-3を発射、地上でF-4Kを撃破する。
こうしておけば、上がってくる敵機の数も少なくなるはずだ。
「上空が敵だらけだ。離陸できない!」
「これは演習ではない。繰り返す。これは演習ではない。ただちに迎撃せよ。」
その途端にF-12Dに衝撃が走る・・・対空砲でも喰らったか。
すぐに反転、M61A3を対空機銃に発射して撃破する。
『後ろにハリアーGR1、回避を。』
「・・・役に立つ。さすが俺の妹だ。」
F-12Dは急激に反転、ヘッドオン。
敵機がAIM-120を発射、こちらはチャフをばら撒いて回避。
逆襲といわんばかりにAAM-3を発射。真正面から敵をぶち抜く。
『なっ・・・落ちたのか!?死んだのか!?』
思いっきり敵の無線を聞いた。こういうときは不幸が続く・・・
が、先ほどのは無線じゃない。よく考えたら脳に直接響いてきた・・・残留思念を吸い取ったのか?
「スプラッシュ。」
『ナイスキル、マスター。』
褒めてはくれるが・・・つらいんじゃないだろうか?ヴィクセンはたずねてみる。
「レン、大丈夫か?」
『気にしないで。私は平気だから。』
「・・・遠慮なく行くぞ?特に爆撃は。」
格納庫に向けてクラスター爆弾を2個投下、中にいる爆撃機が爆発を起こしたようだ。
相手はかなり混乱しているのが、無線からも思念からもはっきりと解る。
「敵は寄せ集めだ。落ち着いていけば勝てるぞ。」
「虎の子の爆撃機が全滅するぞ!」
クラスター爆弾残り4発。滑走路めがけて投下する。
一部は不発弾として残るため、除去作業も含めて滑走路を使えなくさせるには効果的だ。
「もう空港には着陸できん。ダメなのか・・・?」
「押されてるぞ!エース部隊はまだか!?」
「何てこった!離陸した機も着陸できんぞ!」
敵部隊の防空火器を制圧、あとはレイピア隊とヴァイパー隊の思うが侭だった。
次々に小型爆弾や中型爆弾が投下され、爆撃機を灰に変えていく。
「こちらスカイアイ。レーダーに機影だ。1機だけ・・・?」
「蒼晶石反応、ですけど無人機です。迎撃願います。」
となれば、FX-10Aあたりだろうか。だが蒼晶石に何かを感じる。
その途端に発射・・・ミサイルだ。
「ヴァイパー隊、ブレイク!繰り返す、ブレイクだ!」
「何!?」
その途端にヴァイパー隊の3機が撃墜、敵の長射程AAMでやられたのか?
ジャミングもかかり・・・無線が使えない。
「聴こえるか?ECCMを稼動させる。メビウス3、敵は不明機が2機。気をつけろ!」
「了解!」
その途端に思念波通信・・・こいつは友軍機じゃない。敵機だ。
ヴィエラと吹雪の声じゃないからすぐにわかる。
『ISAF空軍の黒い鳥、少し実戦テストに付き合ってもらう。』
『後ろに不明機・・・っ!な、何・・・この嫌な思念・・・』
後ろにいるのは可変翼の機体。十字架のようにカナードが組まれた新鋭機だ。
F-14に似てないこともないが、全く違う・・・
「・・・その声、奴か・・・!エルヴィン・バーティス!」
エルジア空軍総司令官。今回の戦争の引き金を引いた人物だ。
ADM-8ナイフエッジでヴァイパー隊3機を葬るとはなかなかのまねをしてくれる。
『ご名答。ヴィクセン少尉・・・相棒はレンか?妹とか言っていた・・・どちらでも構わん。』
「あんたの機体を落として、二度と空に上がれないほどまでに自身をなくさせてやるよ。ロートルは黙ってろ。」
『言ったな。』
「何度でも言ってやる。」
AAM-3を真横から発射、こちらに喰らいつかせればいい。
後はない。だがやるしかない。
「ブルーレイン搭載の無人機か。ずいぶんとやってくれるな。」
『純粋に無人とは言い切れんがな。EFMシステムを搭載している・・・この機体は私の手足のごく動き、機種のカメラは私の目のように者を感知できる。負の残留思念を我が糧とし、その機体の一体感はMLS、JFSをはるかに凌駕する・・・これが我が愛機「ヴィクトリアス・ランサー」だ。』
「時代がかった奴だ。だから言っただろ・・・?」
高速を生かしFX-11Aの背後に着き、AAM-3を発射。
敵機はフレアーすらばら撒かずに急激に旋回、軽くミサイルを振り切ってしまう。
が、その機動に無理やりF-12Dを喰らいつかせる。無茶苦茶なGがかかっているがこんなのは慣れている。
「ロートルはお呼びじゃないってな!」
M61A3を発射。銃弾が敵機可変翼を掠める。
だが・・・たいしたダメージでもない。
『なかなかの腕前だな。』
「甘く見るな。18歳のときからSR-71一筋だ。このF-12Dは軽いくらいだ。」
その途端にFX-11Aが進路を変更・・・直線状にヴィエラのF-4Aが!
「かわせ、レイピア2!」
「・・・言われずとも!」
あろうことかF-4Aはヘッドオンを挑むつもりだ。
確かにF-12Dよりは分がありそうだが・・・ヴィエラの腕前はヴィクセンに落とされるほど。
機体性能を埋められるほどの技量はない・・・無理だ。
「フォックス・ツー!」
AAM-3が真正面からFX-11Aに向かい、敵機はフレアーをばら撒くと同時に回避。
F-12Dも回避すると、そこにAAM-3をFX-11Aに発射する。
『なかなかの腕前・・・先の見えたISAFなどあきらめてエルジアに来い。この世界には管理するものが必要だ。』
「ふざけるな。独裁国家の片棒を担ぐつもりなど全くない。甘いといわれようが構うか。」
『所詮、貴様もISAFの飼い犬か。』
「違うな。俺はISAFのカラスだ。悪いか?」
最後のほうは意味不明だと思ったが、構わず回避行動をとる敵機を追撃する。
すると、AIM-7がFX-11Aに向かう・・・フィンが発射したらしい。
『ちっ!』
チャフでは回避できない。だから急激に旋回してFX-11Aは撤退する。
もうここに用件は無いとでも言いたげに。
入れ替わりに通信が・・・F-15EJで編成された第二次攻撃隊のイーグル隊が来たようだ。
「大丈夫か?こちらイーグル03。酷い有様だな・・・」
「・・・何とか。作戦は果たした。帰還しよう。」
「こちらリグリー、爆撃機は全滅!繰り返す、爆撃機は全滅!」
弾薬庫に引火、爆撃機の大半が吹き飛んでしまったようだ。
が・・・ISAF空軍も3人のパイロットを失ってしまう。今のISAFでは3人といえども大きな損害だ。
たった3分で・・・ISAFの士気を大きく下げてしまったのだ。


CV-47スフィルナ格納庫 1420時
「・・・手ひどくやられたな。」
ヴァイパー隊は3機も損失を受けたのだから仕方ない。
そして・・・ISAFでも何とかして敵エースを封じ込める方策を考えているらしい。
まずは新鋭機を作る・・・それもSu-37改に匹敵するような機体を。
そしてMLS機の部隊を増やす。などなど多岐にわたっていた。
「ところで・・フィン。MLS機を使えるとしてだ。どんな機体がいい?」
ヴィクセンが何気なくフィンにたずねる・・・艦長から伝えられたことだ。
フィンも悲しい出来事は体験している。だからMLSでも与えて、さらに高性能機に使えば効果は絶大だと考えたのだろう。
「F-15F/25。これだね。ダメだったらF-15ACTIVEってあったよね?実験機に・・・」
「なるほど。ISAFでやっていた先進性統合操縦システムの実験機か。」
3次元TVCを取り付けて、その上に独立稼動カナードと尾翼を使った最新鋭機だ。
あれを量産する計画も持ち上がっていたが、「当分は大丈夫だろう」と言うことで全然量産されなかったのだ。
が、ISAFの状況はそれを許さない・・・即席で何とかしなければならない。
そのため、今必死に量産化機体の設計を行っている・・・原型機は3次元TVC可変角度40度を誇っている。
それくらいあれば何とかなるだろう。
「・・・アクティブだったら頼めるかもな。ちょうど蒼晶石での実験も行っていた。すぐまわせるかもしれない。」
「本当!?」
「わかんないけどな。それと・・・フィン。スパローで2番機を落とすなんてやるじゃないか。」
あのFX-11Aの僚機・・・同じ機体だがあれをAIM-7でフィンが撃墜したのだ。
脱出パイロットの捜索と共に、今回その機体の残骸とブラックボックスを回収する予定だ。
「ヴィクセンこそ・・・がんばったよ。」
「俺などこいつのおかげだ・・・って、吹雪と話しているのか?」
「こっちこっち。」
後ろを振り向くと、そこにレンが立っている。
「かわいい妹と一緒にいるんだからな。普通の10倍くらいがんばったわけだ。」
「妹じゃないってば!」
相変わらず妹と同じように見ているヴィクセンを見て・・・フィンは笑いが押さえられない。
が・・・それもありだろう。
「・・・おうおう、お前たちそうやって遊んでていいのか?」
「何だ?」
「ヴィクセン、周囲の哨戒を任せられたんだからな。行って来い。」
ルウから任務を伝えられ、ヴィクセンはすぐに向かう。
空母艦隊には対潜ヘリすらない始末。F-12Dの探知能力頼みというわけだ。

「・・・今日は助けられましたね。」
「ヴィエラ・・・何か用件か?」
右翼の赤いF-15Cのパイロット・・・ラリー・フォルクにヴィエラが近づく。
「・・・いえ。部下の士気を見ておくのも隊長ですし。」
「あんたの元副隊長、俺の戦友だ。」
副隊長・・・レイシスのことだろう。ヴィエラはそう判断する。
ヴィエラもいい人でしたとつぶやくが・・・フォルクは首を振る。
「それだけじゃなかった。弟思いでMCのルシアをかなり大事にしていたいい奴だ。」
「弟・・・」
「フィンって奴だ。今頃どこにいるんだろうな・・・?」
「隣の機体、あれですよ?」
メビウスリボンのエンブレムつきのF-15J。フォルクはああと気づくとそちらに向かっていく。
すると、F-15Cの影から誰かが出てきた・・・シスターの服を来た少女だ。
「あ・・・始めまして・・・」
「君は・・・この機体の・・・?」
「そうです・・・シルヴィアです。よろしく・・お願いします。」
表情の変化は少ない・・・感情表現が下手のようだ。
が、吹雪のいい話し相手にはなりそうだ・・・
「あ、おんなじよーな人発見!私は吹雪、よろしく。」
「シルヴィアです・・・以後、お見知りおきを。」
全く正反対と言うべきか、ヴィエラはそっと微笑んでみせる。
「・・・階級は?」
「階級?何のこと?」
「・・・正規軍では、基地内および艦内にいる理由を作るためにあえて階級を与えると聞きました。そして・・・ヴィエラ少尉がそのぶんを払い終えるまで出世できないとか。」
「・・・本当なんですか?シルヴィア・・・」
「ええ・・・マスターから聞きました。」
まぁ、昇進だけが軍にいる理由でもないとヴィエラは自分に言い聞かせる。
名声はずっと残るし、生きていればそれが何よりの勝利だ。
「気にしてる?少尉とか言ってたけど・・・階級、伍長にしてもらおうかな・・・」
「か、構いませんよ。別に・・・私がそれだけがんばればそれでいいんです。吹雪、あなたのせいではありません。」
「じゃ、いいけどね。」
無理やりヴィエラは笑って見せたが、これでフィンたちから遅れるとは思った。
一応は昇進してくれたほうがありがたいのだが。


1940時 サンサルパシオン領内酒場「スカイ・キッド」

この日・・・彼らがやってきた。
陰険な憲兵を昨日の2人がほとんど強制的に追い出し、そして・・・
空軍のパイロット8人が酒場を占領すると、楽しく話題に花を咲かせる。
「・・・なぁ。ハーモニカ吹いて盛り上げてくれないか?」
「いいけど・・・」
札束をわたすと、ラーレイはギターを持ってきてひき始める。
彼は悪い人ではないのは解っている。相変わらずの明るい性格。
・・・敵であるエルジアの1人には変わらないが、信頼はできる。
「さて、今日の戦果は・・・黄色の6、ベルナードは6機!」
「・・・意外と少なかったな。」
中隊副官の・・・ベテランが本日の戦果を報告している。
ベルナードといった・・・隣に少女を連れた人物は表情1つ動かさずに戦果を聞いている。
「新入りの黄色4は5機!初出撃でエースとはやるじゃないか!」
「・・・なかなかだな。」
新入りのメンバーに、黄色中隊のメンバーが酒ややっかみを浴びせる。
それが彼らの礼儀であり賞賛。5機落とせばエースだと言う。
「なぁ、エーリッヒ。あんたが主役だろ?」
「・・・そういうのは好きじゃない。」
「今更何だよ・・・今日の主役が。」
「撃墜数よりも、部下が無事に帰ってきたことを賞賛したい。」
なるほどとセイルがうなずき、続けろという。
「そして、我らの隊長の本日の戦果・・・」
エーリッヒと呼ばれていた・・・隊長らしい人物はギターを弾いている。
あまり騒ぎの中に入ろうとしない人物だ。
「我らが『黄色の13』は 今日も7機を墜とし・・・」
「・・・総撃墜数64!」
・・・私は、ついに彼を見つけた。
家族を一瞬にして奪った人物を。そして・・・ISAFを苦しめている人物を。
「・・・合奏しようか?共に・・・」
「え・・・あ、うん・・・」
私に話しかけてきた黄色の13・・・
彼とラーレイのひいた音楽は・・・偶然にも亡き父の好んでいた、一日の終わりに好んでひいた音楽だった。


続く

あとがき
サイドストーリー、そしてメビウスたちの話を同時進行で書いていきます。
いや、本当に黄色中隊は「もっともライバルらしい敵エース」でしたよ。
かっこよすぎ!もう本当に・・・大好きです。
あの少年の視点で・・・コンドル隊や黄色中隊を描いていきます。
さて、次回は・・・1ミッション飛ばして電子妨害作戦で。



 2006/12/02:あくてぃぶF-15さんから頂きました。
秋元 「黄色中隊の偉いところは、その使用機体にSu-37を選んだことである!(断言」
アリス 「……マスターの趣味ですね(ぼそっ」
第1章へ  第3章へ
戻る  トップ