ACECOMBAT0 INNOCENTSNOW




フトゥーロ運河、ベルカの南部にある最重要拠点の一つ、ここを落とすべく連合軍は行動を開始した。
海からはオーシアの新鋭空母ケストレルを基幹とした艦隊を投入し、陸からも機甲部隊を中心とした部隊を進撃させる。
そして空からはオーシア、ウスティオ、サピンといった連合軍航空機部隊からの支援を行い、まさに万全の態勢で攻勢を開始した。
対するベルカ軍もむざむざ運河を奪われるつもりは無く、防衛ラインを強化し、全力を持って迎え討つ。
激戦の火蓋は切って落とされた。


ACECOMBAT0 INNOCENTSNOW
第五話 水面に浮かぶ影と、その牙


1995年4月23日 南方戦線
土埃を上げて突き進む戦車、その戦車に向かって対戦車砲が放たれ一両の戦車が仕留められる。
仕留めた対戦車砲も他の戦車の戦車砲で粉砕され、粉砕した戦車は対戦車ミサイルにより沈黙し、対戦車ミサイルを撃った兵士は上空のヘリからの機銃掃射により絶命する。
機銃掃射したヘリは横から飛んできたSAMにより火の玉になり、味方のヘリがロケット弾でその敵を討つ。
フトゥーロ運河に向かう連合軍地上部隊はベルカ軍の必死の反撃により、足止めされ遅々として進まなかった、そしてここでも突撃を繰り返し、防御線を突破しようと試みる部隊がいる。
幾度目かの突撃で何とか突破できる兆しが見えかけた、が…。
上空から聞こえてきた轟音によりその期待は裏切られた。

エンジンの轟音と、申し訳程度の対空砲火、その音を聞きながら、ルードヴィヒは愛機を急降下させる。
彼の視線の先には何両かの戦車が慌てて散開している。
(遅いよ、サヨナラだ)
ルードヴィヒは投下ボタンを押す、機体から爆弾が離れたと同時に操縦桿を目いっぱい引き急上昇し離脱、投下した爆弾は見事ど真ん中に命中、戦車がいくつか炎上する、そして少し離れた所でも閃光、二番機のヴィルヘルムの爆弾が命中したのだ。
安全な位置まで離脱した、ヴィルヘルムも無事、やっと一息つく。
「ふう」
「ようし!贈り物届けたし戻るか」
「ああ」
「しかし、連日こうだと大変だぜ」
「言うな、そのうちもっと大変になるぞ」
ルードヴィヒは下界を見つめる、下では逆襲を受けた敵がほうほうの体で退いている。
「ここにいるのが主力じゃないんだからな、奴等の」
「…ああ」
ルードヴィヒは軽くロールを打つと、帰還針路をとった。

1995年4月23日 アインバウム
「いただきます」
「いただーきまーす」
現在アインバウム小学校では昼食の時間。
サイスのクラスも昼食の時間だ、机を寄せ合って仲良く食べる。
だがいつもと様子が違った、今日はエリカが風邪で休みだったのだ。
「もぐもぐ」
「ぱくぱく」
「…わかりやすい擬音を口に出してくれてありがとう、サイス、カール、ウザいんですぐ止めてくれる?」
アンナがそのわかりやすいボケにツッコミを入れるが、何時もエリカと一緒にツッコンでいたせいか、はたまた今回はカールも共にボケているせいか―――両方だろう―――ツッコミに切れが無い。
「…ふっ、あのメガネ魔人がいないとツッコミが物足らんな、なあカール?」
「まったくだ、くはははは」
「はあ」
もう付き合っていられない、とばかりに溜息をつくアンナを放っておき、食事再開。
サイスはチラリと横を見る、いつもはそこにエリカが座っているが、休んでいるため代わりにリリィが座っている。
リリィはちょっとぼうっとしていて、授業中も上の空という感じだった、今もぼんやりとスプーンを握っている。
リリィとエリカはとても仲が良い、それでエリカを心配しているのだろう。
(なんつーか、リリィは本当にエリカの事が好きなようで、でも手元も良く見ないで食事してると危ないぞ)
そう思って声をかけようとしたら、リリィの持っているスプーンの中からスープが零れた。
「きゃっ!」
リリィが慌てて反応するが、時すでに遅し、スカートにシミがついてしまった。
「あ、やっちゃた…」
しょぼくれるリリィ、彼女は結構こういうミスをよくする、そう言う時にフォローするのはエリカだが今日はいない。
「あーあ、もうしょうがないな」
見かねたサイスはハンカチを取り出しシミにあてぽんぽんと軽く叩く、シミ抜きをしているのだ、この前姉に教えてもらったのだ。
「あ、ありがとう」
「やれやれ、世話の掛る子ほど可愛いってか」
サイスはちょっとエリカの気持ちがわかったような気がした。
「はい、ちょっと落ちただけだから、家に帰ったらすぐ洗ってもらえよ」
「うんわかったよ」
「よしよし」
「あ…えへへ」
「…ん?カール何だ?」
リリィの頭を撫でているとカールがこっちをニヤニヤ笑いながら見ていた。
「くははは、なかなか様になっているじゃないか、世話をする姿が」
「………なーんか、褒められた気がしねえな」
「お前は将来良いメイドになるぞ、空軍入るよかメイドになれ、惜しむらくはお前が男だということか」
「…なんだその『めいど』ってのは」
カールはその言葉に驚きの表情をする、そして次に呆れた表情をする。
「何だお前、メイドを知らんのか」
「…知らん、聞いたことも無い」
雑学好きなサイスは、カールにそれは何か質問する。
「ふっ、教えてやろうメイドとは!主に仕え、主を全力で世話をし、主に全身全霊をもって奉仕する素晴らしい仕事だ!」
「…なんだそれは、職業なのか?」
「飲み込みの悪い奴だな、いいか――」
カールのメイド講義は延々と続いた。
とりあえず、サイスはメイドが嫌いになった。

1995年4月23日 連合軍統合司令部
「―――閣下、これ以上のスケジュールの遅延は許されるものではありません、いかがなさるおつもりですか?」
「…今第三艦隊以下、連合軍海上戦力を投入してフトゥーロ運河を直接叩く準備が終わり、それは明日決行される、これが成功すれば一気にわが軍は有利に立つ、前にも説明したはずだが」
「いえ、再確認をさせていただいたまでで、中央と前線のつながりはちゃんとしておかなければいけませんからな」
(良く言うよ、この腰巾着が)
オーシア軍大将にして連合軍の反攻作戦の総指揮を務める、スティーブン・ガーランドは内心毒づいた。
この薄ら笑いを浮かべた不快な男を、何故わざわざ激務の合間を縫って、貴賓室に通して会談しなければならないのかと思うと腹が立ってくる。
男の名はアツシ・ササキ、階級は中佐、オーレッドの軍本部のエリート参謀殿だ。
この男はバリバリのタカ派であり、同じくタカ派の現大統領の腰巾着だ。
中庸派、良識派といわれるガーランドとは対立関係にある。
ササキは時折こうしてガーランドのいる連合軍司令部を訪れる、表向き慰問だ、視察だと理由をつけているが、対立関係にあるガーランドを司令官の座から引きずり降ろそうと躍起になっていると噂されている、しかもその噂はおそらく間違っていない。
今日もスケジュールの遅延の理由を問いただしながら、どこかでへまをやっていないか探りに来たのか、それか作戦指示で忙しいガーランドの邪魔をしに来たか、おそらく両方だ。
その妨害によって死ぬのは自国の兵士達だというのに。
「それでは私は失礼します。閣下、戦果を期待していますよ?」
「帰る時には気を付けることだな、ベルカ機が出ないとは言い切れんからな」
(さっさと行きやがれこん畜生が、いっそあの世に行ってくれえるとありがたいだがな)
ササキは部屋から出ようとした時、何かを思い出したように振り向いた。
「閣下?あれの調子は完璧なようですな?」
「あれとは何だ」
ガーランドは大体予測がついたが一応聞き返した。
「ははっ、新兵器の事ですよ、我が軍の・・優秀・な・・兵器の」
「ふん」
(ちっ、こいつ儂があれに反対していたことを知りながら)
苦虫を噛みつぶしたような顔をするガーランド。
「現在ウスティオへの援軍として派遣され、少なくない戦果を上げている…だがな、あんな・・少女の手を借りねばならんほど、我が軍は困窮しておらぬぞ」
「何を仰ります。あれ一匹のおかげで我が軍の兵士は命を落とさずにすむのですぞ」
「一匹だと?」
ガーランドは形相を変えてササキを睨みつけ、語気を荒げた。
「彼女は我等と同じく、恐怖や苦しみ、痛みを感じ、血を流し、死にもするのだぞ!それを貴様…」
「おっと、これは失敬、少々口が過ぎましたかな」
ササキはおどけた様に肩をすくめた、顔もにやにや笑ったままだ。
「しかし閣下、あれは未来の我が軍の中心ともなりうる兵器です。丁重にお願いしますよ?それでは失礼します」
ササキはそれだけ言うと身を翻し、一応敬礼して出て行った。
「…」
ガーランドは奴の出て行った扉をしばらく睨みつけていた。

1995年4月24日 連合軍艦隊停泊地
払暁
オーシア海軍の誇る最新鋭空母ケストレル、その艦上はまだ薄暗い中、ピリピリとした緊張に包まれている。
「艦長」
「んっ」
その艦橋で仁王立ちしていた男、ケストレル艦長ウィーカー大佐は部下から声をかけられ振り返った。
「定刻です」
部下は敬礼をすると、作戦開始時刻であることを告げた。
「ああ」
ウィーカーは前に向きなおると、深く息をつき。
「出港!」

1995年4月24日 ウスティオ・ヴァレー空軍基地
ウスティオ、ヴァレー空軍基地、ここから二機のF-15Cが大空に舞い上がった。
「よーし、行こうか相棒?」
「OK」
一番機が二番機に声をかける、二番機は親指を立てながらそれに応えた。
「ん?」
一番機のパイロットが下を見て何かに気づいた、見れば傭兵部隊に混じって、一機のオーシア軍の前進翼機、S-32が上がってくるところだった。
「カナタが上がってきたな」
「あいつらか?」
「ああ」
「何だ気になるのか?」
「まあな」
「おいおい、お前そういう趣味が…」
二番機のパイロットがちょっとひいた、一番機のパイロットが慌てて抗議する。
「違う!勝手に俺を変人にするな!」
「うちのエースは変態ってか?嫌だな、そんなキャッチフレーズ」
「この」
「まあそれは良しとして、さっさと行くか」
「おい!」
抗議するが、空しく無視された。
珍しく相棒がふざけたので、こっちのペースが乱された。
まあ、作戦前にリラックスさせるための軽いジョークだと、一番機のパイロットは自分を納得させた。
「はあ」
一番機のパイロットは軽くため息をついた。
後でPJでも弄ろう、そう思ったウスティオ傭兵部隊トップエースであった。

フトゥーロ運河に警報が鳴り響く、連合軍はベルカ軍の予想よりも早くチェックメイトにかかった。
連合軍反撃の第一手が打たれる。

1995年4月24日 フトゥーロ運河
『きたぞ、お客さんだ!上空の味方機支援頼む!』
『各隊防空戦闘開始!連合の蝿どもを叩き落とせ!』
フトゥーロ運河、南の河口、ここに配置されたヴァイス隊は管制機の指示に従い、運河に近寄ってくる連合軍機を迎え討った。
無論周りには他の味方機も沢山いる
「来るぞ、マートン準備良いな?」
『あいよ、しかしウジャウジャ来たな』
「愚痴るな、ヴァイス1エンゲージ」
ルゥは長距離ミサイルを選択し、敵機に向かって発射した。
そのミサイルは正確に一機を捉えた、レーダーから一つ敵機が消える。
『グッキル~』
「次」
ヴィルヘルムの軽い声を聞きながら、再び別の目標に向かって長距離ミサイル発射、これでルゥの持ってきた長距離ミサイルが切れた、そして今回ヴィルヘルムの持ってきたミサイルは中距離ミサイル、まだ射程外だ。
二度目のミサイルは敵機の放ったミサイルに迎撃されてしまった。
「ちっ、行くぞ!片っ端から叩き落とす!」
『あいよー!選り取り見取りってね!』
他の味方も敵機とのドッグファイトに入った機がいる、こっちも負けていられない。
ルゥは右前方を飛ぶF-4Eに目をつけ、素早く上空から頭を押さえるように銃撃、弾を喰らったファントムはエンジン周辺から炎を上げながら墜落していく。
「敵機撃墜、次だ」
今度は味方を追っている二機のF-15Cを狙う。
「行くぞ」
『あいよ』
ルゥはスロットルを上げ、一気に敵機の後ろに近づく、敵機はルゥが後ろにつく前に気付き、慌てて旋回してこっちの狙いを振り払う。
だがそれも予想済み、時間差でやってきたヴィルヘルムが旋回先にミサイル発射、放たれた槍は正確に敵機を貫き、二つの火の玉が膨らんだ。
『ふぅ、助かった!生きてりゃ一杯奢ろう』
「なら、この後も落とされないように、グッドラック」
追われていた味方機は礼を言うと素早く他の所に向かった、悠長に会話している暇は無い。
『上空の味方機、すまんが敵の攻撃ヘリを落としてくれ!頭を押さえられちまって反撃できん!』
今度は地上からの支援要請、ルゥは機を傾けてその場所を確認、5~6機のヘリが海岸線の味方防御陣に向かって、火線を吐き出している。
『やれやれ、まるでラッシュアワーの駅員の気分だ、トラブルに糸目が無い』
「アホ言ってねーで、さっさと行くぞ」
機体をロールさせ背面飛行し、そこから一気に急降下、逆落としにヘリを叩く。
ヘリは上空から狙われていると知り、慌てて散開するが、2機のヘリがこっちの銃撃により煙を吹きながら落ちていく、うち一機は不時着に成功したが、すぐに味方の砲撃により消し飛んだ。
残ったヘリはほうほうの体で逃げていく。
(よし、ここはもう大丈夫か…)
周りの味方陣地を見回し、次の獲物を探す。
『空軍全機、敵増援だ、機数四、ゼーベル、ヴァイス了隊迎撃にあたれ』
そこに管制機からの指示が来た。
「限が無いな」
ルゥは呟くと迎撃に向かう。
指示された敵にはもう別の隊が仕掛けている、が返り討ちにあっている。
「マートン、支援に行くぞ」
『ラジャー』
ルゥは一機のF-14Dに目をつけ、下から襲いかかる。
だが敵機は素早く反応し、横転してかわした、すれ違う時に尾翼のマークが見えた、ハートのようだった。
「ちっ、なかなか速い、気ぃ抜くな!」
『あいよ!』
ルゥはヴィルヘルムに注意をしつつ旋回、今度こそ叩き落とす為に、F-14Dに狙いをつける――――

『メテオール6、後ろだ!回避!』
『一機撃墜、次!』
『キリングが被弾した!傾斜していく』
『われキリング、損傷大、これより退艦する!』
一方、フトゥーロ運河、北の河口、ここではベルカ艦隊と航空部隊が共同で防空戦闘を行い、群がってくる敵機を撃墜している。
「スプラッシュ!」
『ナイスキル、隊長!』
その中にアイゼン所属の、エーバーズ大尉率いるケンプファー隊も含まれていた。
ケンプファー隊は味方と連携をとりつつ、効果的に艦隊の直掩についている。
『ケンプファー隊、敵増援が方位180から接近中、数は2、おそらく最近噂になっているウスティオの連中だ』
そこにヘルクレスからの通信が来た、エーバーズはその報せに思わず、その方向を見た。
『敵機はF-15Cだ、カノン、ごろつきと生え抜きの違いを教えてやれ!』
「了解!ウスティオの傭兵に作法を教えてくる!」
エーバーズは愛機Su-27を旋回させると、2機のF-15Cに正対させた。
「ケンプファー1、エンゲージ!」




舞台裾(あとがき)
天鶴「うぃー、五話目終了」
サイス「今回からゲストを呼ぶことにしたんだよな?」
天鶴「そうなんだが………」
ハリマ「…ちゃお」
天鶴「お前かい!」
シャドウ「私もいます!」
サイス「二人ともWARSHIPGIRLSから来たのね」
シャドウ「そうですよ」
ハリマ「…挨拶はここまで、それで?この後は?」
天鶴「とりあえず、フトゥーロ運河上空で空中戦になる」
サイス「今回出てきた、連合軍機は彼らと見ていいのか?」
天鶴「そうでーす」
シャドウ「…あと、途中のあれは?」
天鶴「今はまだ伏せます」
シャドウ「ばればれですやん」
天鶴「うるさい」
ハリマ「…じゃ、また次回」

おまけ コメントに対して――
天鶴「さて同志諸君、今回のおまけは一番下↓に書かれる、秋元さんのコメントについてだ」
サイス「顔アイコンが横にあるあれね」

・第三話のコメントについて
≪秋元『基地に入りたい放題な境遇だったら、写真を撮りまくって(ry』≫

サイス「実際撮っとりまーす」
天鶴「エーリヒの父のルドルフの一眼レフを借りてきて撮っています(そのシーンを書く予定は無いですが)」
サイス「基地司令のディセンベルさんと、守備隊隊長ホープマンが、大らか(守備隊隊長は違う)なので「良いんじゃない?」の一言で終了」
天鶴「撮るのは戦闘機の写真だけではなく、基地の兵士達も撮っているため、兵士達からは「小さな広報」とか呼ばれていたりして」
サイス「女性兵にちやほやされるし、整備班の人達に戦闘機のスペックについて聞いたりとかできるし、守備隊の人に格闘術見せてもらったり、メリットいっぱい」
天鶴「なおディセンベル司令については中央に信頼されているため、お目溢しされ、ホープマンはまあ色々と裏がありまして」

・第四話のコメントについて
≪秋元『白が良いです。真っ白。純白。これ、最強、清楚な感じが出て最強』≫

天鶴「白…ね」
サイス「何?その歯切れの悪い言い方」
天鶴「お前のイメージカラーは、黒なんよ」
サイス「黒なのか」
天鶴「そっ、だから真逆」
サイス「何で黒?栗原さんとダブるじゃん」
天鶴「ベルカ軍と、外機のエースたち合わせると残っている色なんて殆ど無い」
サイス「そんだけ?」
天鶴「ネタばれになるのでこれ以上は、無理じゃ」



 2007/10/06:天鶴さんから頂きました。
うちのエースはロリコンでっす♪
秋元 「いや否定はしないけどさぁ……。つーか市川だってロリコンだろうが! しかしササキはむかつく野郎ですね。きっと、前線に出たら初日~一週間で死ぬタイプですね。流れ弾で
アリス 「……流れ弾ですか」

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