艦上機であるJE-1は、主に艦隊の上空警戒が任務で広範囲を索的し、味方機に情報を提供する大事な役割を持っていて、レーダー感度理論下での使用でも充分な戦果を挙げている。
　AEWではあるが、その能力はAWACSに近く、空母集団としての作戦行動に必要な人員が搭乗している。よって座席数はパイロットとファースト・オフィサーの並列2座に加え、電子システム士官用の座席が4（電武装士官、作戦士官、航空管制士官、電子戦士官）、通常は使用しないが補助席が1である。
　レーダーはロートドーム方式。スキャン速度を早くする為、内部は一対のアクティヴ・フェイズド・アレイ・レーダーを搭載している（半回転で360度をスキャンし、尚且つレーダーアレイの一辺のサイズが大きい）。この方式は、固定式と比べ少ないレーダー素子数で360度をスキャン可能な為、補機類を含めた重量・コスト・全方位視界距離に優れている。また、JE-1のロートドームは上下に伸び縮みする方式をとっており、使用中は伸ばし、駐機中は縮めている。

　ターボプロップエンジン・ポッドの上についているのはESM/ECM装置で、電子妨害などに使用する電子戦ポッド。前半部分は冷却装置で、後半部分に電子戦装備が収まっている。

　尚、ロートドーム、電子戦ポッド共に、縮めた状態でも飛行できる。画像は縮めた状態。

　開発開始当初は空母建造計画が極秘であった為、F-2Mと同様、「他国の空母機動部隊との連携を可能にする為に開発する」とされていた。


　また、派生機で、ロートドーム、電子戦機器などを外し、胴体を太くした輸送機型であるJC-4 マリンボックスなどもある。輸送機に改造する為のノウハウは、アメリカのE-2からC-2への改造を参考にしていると見られる。


　イラストは雛菊級攻撃型空母“躑躅”直属、第1電子戦隊［レーダーラビット］の1番機。もみじです。
　もみじはニヤリくらいに笑わせたんですが、画像を縮めたら無言な感じになってしまいましたｗ（ぉ


　こんな感じにリメイク決定