秋元「ターーッチダウン!」 ガーベラ「意外と火花が上がるぞえ」

Su-37jkE フランカー・ゼロ・エレクトロン “ガーベラ”

ガーベラ




ガーベラ
「フランカー・ゼロ・エレクトロン。無理やりなマッチョ化にもかかわらず、意外としっくりはまってるとは秋元殿の弁。わらわを描いたのは実に2年振り近くじゃのう」



快速電子戦機

 Su-37jkEは、Su-37jkの電子戦機型である。
 主な任務は勿論電子戦であるが、PRH(パッシヴ・レーダー・ホーミング)のKh-31jkP クリプトンを使用したSEAD(敵防空網制圧)機としての任務、PRHのAAM-11 ノイズ・ノイズや、PRH/ARH(アクティヴ・レーダー・ホーミング)のR-72jk アックスなどを使用した対AWACS(早期警戒管制機)・AEW(早期警戒機)・EWA(電子戦機)戦を任務とするプリズン・ブレイク(PB)機としても運用可能。これは、高度なECM/ECCMを行なう事ができ、尚且つ自身も強力な戦闘能力を持つSu-37jkEにとってうってつけの任務である。
 また、Su-37jkEは、BP-1 バディ・ポッドを装備でき、ドローグ&プローブ方式の機体に対して空中給油を行なう事も可能だ。


●名称
 正式名称は「Su-37jkE フランカー・ゼロ・エレクトロン」、正式用途名は「戦術艦上汎用電子戦機」。
 また、名称が長い為、「フランカー・ゼロ・E」と呼ばれる事もあり、「Eゼロ」「電子鶴」との愛称もある。


●生い立ち
 Su-37のライセンス取得に当たり、日本は、事前に4つの「ゼロ・シリーズ」を設計した。その中の一つ、2039年5月27日に設計完了したのがSu-37jkEだ。
 試作機は、Su-37jkの試作機であるSu-37Jの3号機(Su-37J-3)を改造する事で製作され、同機は2041年8月15日に、1機のみ完成、2041年8月18日に初飛行した。Su-37JEである。
 数々の試験完了後、能力良好と判断された同機は即座に量産体制に入り、2041年1月11日、量産1号機がロールアウトした。


●改造点
 主な改造個所は以下の通り。
 機首を1m延長、機首からテイルコーンにかけて大型化、前2・後ろ2の4座に改造、メインギアを並列ダブル転輪に変更、キャノピーに高度な裏透過性金属撒布型風防を採用(内側からはクリアーに見える金属コーティング)、胴体内に専用のECM/ECCM装置を装備(SSE-16ジャマーユニット)、垂直尾翼を専用の物に変更、などなど。


●電子戦
 Su-37jkEは、最大7つ(場合によっては9つ)のECMポッドを装備可能だが(装備箇所は通常、3、4、5、6、8、9、10番ハードポイント。ECMP-10系、ECMP-11系、ECMP-17系、ECMP-18系、ECMP-19系、ECMP-20系など。ECMP-15と16は翼端のハードポイント(1番・12番)に装備する為、場合によっては最大で9つのECMポッドを装備できる)、これらを装備せずとも、胴体内に内蔵されたSSE-16による電子戦が可能。
 また、CFT(機体密着増槽)を改造したECBS(Electron Conformal Bulge System)を装備する事も可能で、ECMポッドと同時に装備する事もできる。

 通常の電子戦(レーダー妨害や通信妨害)の他、ハッキングも電子戦に含まれ、敵機(主に電子戦機やAWACS)や艦船、施設に対するハッキングも主眼とされる。但し、直接ケーブルを繋いでハッキングするのではなく、データリンクを利用した電波侵入なので、敵が完全なスタンドアローン(コンピュータ用語で、コンピュータを他のコンピュータと接続せずに利用する事を示す)な場合、つまりはネットワークを閉じている場合(物理的LANが繋がっていないか、受信アンテナ等がない・電源を入れていないなど)は、侵入する事は不可能である。
 ハッキングに使用される主なシステムは、「SSH-8 パニッシュ・ワームMk.8」システム。ウイルス送信のほか、コンピュータ侵入、データ破壊活動などなどを行なうシステムだ。

 電子戦において欠かせない物の一つが、ファイアウォールなどの対ハッキング戦防御システム。こちらがハッキングをかけるのだから、当然、敵も同じ事をやってくるのである。
 Su-37jkEに限った事ではないのだが(日本軍機は必ずこれを装備する)、ハッキングの際にインヴェージョン・ゲート(電子侵入する事が可能な入り口をこう呼ぶ)となるリンクシステム(日本軍、北方条約同盟機構(日露印同盟)国家はストリングス・システム(親機)、Sストリングス・システム(子機))には、インドが開発したファイアウォール・システムであるサンドワーム・システムが組み込まれ、日本軍の場合、このサンドワーム・システムに加えてゲート・システムを組み合わせている。
 ゲート・システムは、サンドワーム・システムの後方で待機するファイアウォールで、ファントム・ゲート、ゴースト・ゲート、ブレイク・ゲート、カウンター・ゲート、リフレクション・ゲートの5つで構成されている。
 ファントム・ゲートは、侵入者を騙す為のファイアウォールで、目標を電子的な迷宮(エレクトロン・ラビリンス)へと誘導し、時間を稼ぐもの。並のハッカーではサンドワームに喰われるのがオチだが、軍事的なハッキングでも大抵はここで排除される。
 ゴースト・ゲートは、侵入者に対して偽のインヴォーション・ゲートを与えるシステム。ここに侵入した場合、ファントム・ゲートに誘導されるか、ブレイク・ゲートに誘導されるか、カウンター・ゲートに誘導される。つまり、同道巡りをやらせたり、強制排除の方向へ持っていったりするものがこれだ。
 ブレイク・ゲートは、侵入者によるハッキングを直接潰す為のゲート・システムである。方法は様々だが、ガーディアン・ウイルス(侵入してきた敵情報を喰う、良性ウイルス)による排除が一般的だ。
 カウンター・ゲートは、その名の通り侵入者に対しての反攻手段である。大抵は逆にウイルスを流してやったり、逆侵入してやったりと、敵情報を解析し、反撃に出るのがこのゲート・システムだ。
 リフレクション・ゲートは、侵入者の攻撃を弾く為のゲート・システム。この壁に弾かれた場合、目標はブレイク・ゲートに飛ばされるか、カウンター・ゲートに飛ばされるか、ファントム・ゲートに飛ばされる。また、一度弾いた目標の電子情報を記録し、今後はその目標と同じ電子情報を持つ者には、学習による早期対処が可能となる。
 また、ゲート・システムの一部の能力(ブレイク、カウンター)は、機体が装備するジャマーユニットの影響を受ける為、電子戦に特化した機体になる程頑丈になる。
 あとは、電子戦機に搭乗する電子戦士の腕次第だ。
 尚、ストリングス/Sストリングス・システムは他国のデータリンクシステム、例えばアメリカのLINK-A3とも繋がる事が可能だが、逆にロックして弾いてしまう事も可能である。


●破壊活動
 Su-37jkEは、SEAD機としてや、PB機としての任務も可能。その際に使用されるのが、PRH方式のミサイルだ。
 装備するのは、SEAD任務の場合はKh-31jkP クリプトン、PB任務の場合はAAM-11 ノイズ・ノイズやR-72jk アックスである。
 目標は、地上のレーダーサイトや、AWACS、AEW、EWAなど。


●飛行性能
 飛行性能はSu-37jkに比べ低下していると言わざるを得ないが、それでも3次元TVCのおかげで、その程度は、護衛機を必要としない(低レーダー感度下ではBVR(視界外射程)兵器の信頼度が一気に低下する為、格闘戦に特化した敵が接近する事を想定し、護衛をつける事もある)程までに回復している。
 装備エンジンは、Su-37jkと同じフラッシュAJ-24。Eフライ・バイ・ライトもSu-37jkと同系の物を使用している。
 機体重量が1.4t増加、サイズもSu-37jkより大きい。止むを得ない場合を除き、格闘戦に使用する指揮官は居ないだろう。


●コクピット
 前席は、左がパイロット席で右がフライトオフィサー席。後席は、左も右も電子戦士席となっている。
 大抵は後席左がECM、後席右がECCM、前席右が電子戦統制を行い、コンピュータがそれをサポートするが、状況によって臨機応変に機能するように訓練・設定されている。
 キャノピーは、前席と後席が別々に開き、支柱はともに後部にある。


●保有数等
 2053年クーデター以前現在、Su-37jkEの生産タイプはフェイズ3・ブロック20が最新。総生産数85機、総保有数78機。生産第1号〜58号までがフェイズ1、生産第59号〜70号までがフェイズ2、生産第71号〜85号までがフェイズ3。内、海軍所属機は30機で、全て雛菊級に搭載されている。



 このイラストは、Su-37jkE第59号機“ガーベラ”です。着艦シーンを描いてみました。ガーベラには、彼女お気に入りの“白三七式軍刀”を持たせてますw
 フライトオフィサー席に誰も居ないのは、ガーベラが機体と同化しているから。
 あ、JE-1の翼長すぎました……いつか直したい_| ̄|◯



Eゼロ・ガーベラのみ

タイプ “ガーベラ”
ウイング&フォース  【WING&FORCE】
Su-37jkE フランカー・ゼロ・エレクトロン  【Su-37jkE Flanker Zero Electron】
用途名称 電子戦機(EWA)
承認名称 37艦上電子戦機
重量 空虚重量 20,200kg
最大離陸重量 40,000kg
寸法 全長 23.96m
全幅 16.92m
全高 5.93m
速力 最高速度 マッハ2.5
巡航速度 マッハ0.9
最大巡航速度 マッハ1.2
実用上昇限度 18500m
航続距離 4000km(増槽なし) 5070km(増槽3本) 6400km(CFT装備) 7220km(増槽3本+CFT)
エンジン エアジャパン・エンジン製 フラッシュAJ-24ターボファンエンジン×2基
レーダー ノーズレーダー MAFAL8 レーダー感度100%下にて、470kmの索敵距離を有する。同時追尾可能数38、同時攻撃可能数16。
ミッドレーダー FAL3 レーダー感度100%下にて、90kmの索敵距離を有する。同時追尾可能数3。 (主翼左右に1基ずつ装備)
テールレーダー FAL4 レーダー感度100%下にて、45kmの索敵距離を有する。同時追尾可能数5、同時攻撃可能数2。
武装 固定武装 ウイング&フォース オーディンVI GG20-6 20mmガトリング方式6砲身機関砲(弾数650発)
ハードポイント 12箇所:合計最大搭載量9,900kgまでをパイロンに装備。ミサイルや増槽など各種兵装を選択、装備可能。
最新価格 約125億5700万円
各タイプ詳細
Su-37JE Su-37jkEの試作原型機。Su-37Jの3号機を改造した。
【試作機】Su-37JE フランカー37ZE
Su-37JEY Su-37JEOを製作する為に作られたSu-37jkE。改造しやすいように、最低限の飛行装備のみとなっている。
【試作用生産機】Su-37JEY フランカー37ZEY
Su-37JEO Su-37jkEOの試作原型機。2機のSu-37JEYを改造した。現在はSu-37jkEO/フェイズ0として運用されている。
【試作機】Su-37JEO フランカー37ZEO
Su-37jkE Su-37jkの4座電子戦機型。同体内にSSE-16ジャマーユニットを内蔵し、機外にはECMポッドを装備する。
【電子戦機】Su-37jkE フランカー・ゼロ・エレクトロン
Su-37jkEO Su-37jkEの電子観測機型。データリンク能力が強化されている。少数採用のみ。
【電子観測機】Su-37jkEO フランカー・ゼロ・エレクトロオブサーバー




ここでは以下の通りに用語を略す
空対空ミサイル AAM(Air-to-Air Missile)
空対艦/地ミサイル ASM(Air-to-Ship-Missile/Air-to-Surface Missile)
空対地ミサイル AGM(Air-to-Ground Missile)
巡航弾迎撃ミサイル ACM(Anti-Cruise Missile)
弾道弾迎撃ミサイル ABM(Anti-Ballistic Missile)
空中発射型巡航ミサイル ALCM(Air Launch Cruise Missile)
アクティヴ・レーダー・ホーミング ARH(Active Radar Homing)
セミ・アクティヴ・レーダー・ホーミング SARH(Semi Active Radar Homing)
パッシヴ・レーダー・ホーミング PRH(Passive Radar Homing)
赤外線誘導 IRH(Infrared Rays Homing)
赤外線画像認識誘導 IIRH(Imaging InfraRed Homing)
レーザー・ホーミング LH(Laser Homing)
有線誘導 WRH(Wire Relaying Homing)
アクティヴ・ソナー・ホーミング ASH(Active Sonar Homing)
パッシヴ・ソナー・ホーミング PSH(Passive Sonar Homing)
指令更新 CR(Command Renewal)
慣性航法装置 INS(Inertial Navigation System)
地形照合誘導装置 TERCOM(TERrain COntour Matching)
衛星位置送信装置(日本版GPS) SPTS(Satellite Position Transmission System)
進歩型装甲貫通爆弾(突撃徹甲弾) AAPB(Advance-Armored-penetration bomb)
機体密着増槽 CFT(Conformal Fuel Tank)
チャフ/フレア/デコイ CFD(Chaff/Flare/Decoy)

Su-37jkE:搭載兵装
短距離AAM R-73jk アーチャー
CR、SPTS/INS、IIRH (マッハ2.5 射程35km)
中距離AAM R-27jk アラモ
CR、SPTS/INS、IIRH (マッハ4.5 射程110km)
R-77jk アダー
CR、SPTS/INS、ARH (マッハ4.6 射程110km)
長距離AAM R-37jk アロー
CR、SPTS/INS、SARH、ARH (マッハ3.5 射程320km)
対高価目標AAM AAM-11 ノイズ・ノイズ
CR、SPTS/INS、ARH+PRH (マッハ4.2 射程160km)
R-72jk アックス
CR、SPTS/INS、ARH/PRH、IIRH (マッハ5.0 射程500km)
中距離ASM ASM-8 トロンボーン
CR、SPTS/INS、ARH、PRH (マッハ2.7 射程80km)
ASM-10 ノクターン
CR、SPTS/INS、IIRH (マッハ3.5 射程95km)
長距離ASM Kh-31jkA クリプトン
CR、SPTS/INS、ARH (マッハ4.6 射程230km)
Kh-31jkP クリプトン
CR、SPTS/INS、PRH (マッハ4.6 射程230km)
ASM-9 ハンマースピア
CR、SPTS/INS、ARH、PRH (マッハ1.7 射程390km)
巡航ASM CASM-1 グレイトアックス
CR、SPTS/INS、ARH、PRH (マッハ0.9〜3.4 射程540〜1100km)
ECMポッド ECMP-10
防御型
ECMP-11
攻撃型
ECMP-12
防御型、曳航式デコイ4基搭載
ECMP-15
翼端用攻撃型
ECMP-16
翼端用防御型、曳航式デコイ搭載
ECMP-17
自動/補助ハッキング、電子ウイルス攻撃用
ECMP-18
攻撃型
ECMP-19
大容量攻撃型
レーザー通信ポッド LCL-28
高出力レーザー通信ポッド
動力飛行型デコイ AFD-1
空中発射・動力飛行型デコイ
動力飛行型デコイ AFD-2
空中発射・動力飛行型電子妨害デコイ
外部燃料タンク 1.2kl増槽(Su37)
外部燃料タンク
2.4kl増槽(Su37)
外部燃料タンク
機体密着型増槽 37CFT/E
フランカー・ゼロ・エレクトロン専用CFT
空中給油器 BP-1
バディ・ポッド
心理作戦装備 PTP-1
曳航式心理作戦ポッド
PTP-2
電子心理作戦ポッド
PTP-3
心理作戦ポッド




Sta. ステーションナンバー、〜番ハードポイント
装備可能
●●
装備可能。若しくは、トリプルパイロン/トリプルランチャー/トリプルエジェクター可
●●

●●
装備可能。若しくは、トリプルエジェクター及びシックスエジェクター可
装備不能トリプルパイロン/トリプルランチャー部位
AIU エアインテイクユニット下
トンネル エアインテイクユニット間(Sta.06が前方、Sta.07が後方)

   装備指定位置
翼端 右主翼 AIU トンネル AIU 左主翼 翼端
Sta.01 Sta.02 Sta.03 Sta.04 Sta0.5 Sta.06 Sta.07 Sta.08 Sta.09 Sta.10 Sta.11 Sta.12
R-73jk ●●
●●
        ●●
●●
R-27jk     ──
──
   
R-77jk     ●●
●●
   
R-37jk     ──
──
   
AAM-11     ──
──
   
R-72jk                
ASM-10     ──
──
   
ASM-8     ──
──
   
Kh-31jkA     ──
──
   
Kh-31jkP     ──
   
ASM-9     ──
──
   
CASM-1     ──
──
   
ECMP-10     ──
    ──
   
ECMP-11     ──
    ──
   
ECMP-12 ──
    ──
ECMP-15                    
ECMP-16                    
ECMP-17     ──
  ──
   
ECMP-18     ──
  ──
   
ECMP-19       ──
    ──
     
LCL-28                    
1.2kl増槽
(Su37)
      ──
    ──
     
2.4kl増槽
(Su37)
      ──
    ──
     
37CFT/E 機体上部に密着、短時間での着脱可能。空中投棄不可。
BP-1                  
PTP-1              
PTP-2              
PTP-3              


*データは2053年開戦直前時。


制作日:2005/10/17

このイラストは、航空戦艦緋向を運営なさっている下小川さんに、相互リンク記念として贈った物のテロップ変えです。


画材:Gペン、パイロットインキ/証券用、ネオピコホワイト、コピックスケッチ、画像加工ソフト(合成)
紙:COPIC PAPER SELECTIONS 特選上質紙 60枚入り A4(210mm×297mm)中性紙 157g/u


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