2053年外機技術

『兵器』

【あ行】

●エンゼルダスト [日本軍]
 日本海軍の特殊VLS。ABM(弾道弾迎撃ミサイル)である、ABM-5 フライスワッターを発射する為の物。発射方式は圧縮ガスによるコールド・ローンチ。

・搭載
 月光級ミサイル巡洋艦(エンゼルダストMk.1)


●エンゼルダストMk.2 VLS [日本軍]
 エンゼルダストVLSの、リニア・レールVLS型。内部は3段階の磁束誘導コイルと、4本の電極レールにて構成されている。圧縮ガス型よりもより高空まで打ち上げられるが、大電力を喰う為、原子力動力を必要とした。
 また、冗長性の確保の為、通常のコールド・ローンチ式の発射も可能である。

・搭載
 星河級原子力ミサイル巡洋艦




【か行】
●ゴッドブレス [日本軍]
 日本海軍の標準VLS。様々なサイズのミサイルを垂直に収め、発射する。基本的にホット・ローンチ式。
 また、陸軍艦艇にも搭載されている。

・搭載
 日本軍艦艇


●ゴッドブレスMk.12 VLS [日本軍]
 上部に発射待機、シールドを隔てて、下部に装填待機ミサイルを持つ自動装填型のVLS。上部のミサイルが発射されたあと、下部のミサイルがせりあがる形で装填される。上部に露出する部分を減らしつつ装備弾数を増やす事ができるが、単純に、通常のVLSの2倍程の縦長の大きなスペースを必要とする。
 内蔵されるミサイル・キャニスターは次弾自動装填機構がある為、バックブラストに対して耐久性を高め再使用を可能とし、下部が開くようになっている専用の物を必要とするが、通常型のキャニスターも使用可能。その場合、次弾装填はできなくなる。これはあとに続くMk.15も同じ。
 但し、Mk.12用のミサイル・キャニスターは、Mk.15/17以外との互換性はない。

・搭載
 雛菊級攻撃型空母
 長門級戦艦
 など。


●ゴッドブレスMk.16 VLS [日本軍]
 ゴッドブレスVLSの中でも、異色の存在。日本軍の艦対〜ミサイルは元々、発射時のブレを無くす為と、振動による破損を防ぐ為にメスレールが設けられており、VLS内部のキャニスターのオスレールで固定されている。また、姿勢を急激に変更させる為のTVCとスラスターが付いている。そこで、ミサイルには伝導体のメスレール・キットを装着し、キャニスターはオスレールを電極レール化、還流を起こす事によってローレンツ力にてミサイルを吐き出すVLSが考案されたが、電磁レールのみでは加速距離が足りず、打ち上げ高度が低かった。そこで、リニア・レールガンと同じく3段階の磁束誘導コイルを設置し、リニア・レールVLSとしたのがMk.16である。
 発射位置から高度80m程まで打ち上げる事が可能となり、また、出力によって高度を調整する事が可能となった。ミサイル自体は打ち上げられたあと、姿勢制御スラスターとTVCにて進路を急速変更、メインモーターに点火し目標へと向う。

 また、故障により発射不能になる事を避ける為、Mk.16用のミサイル・キャニスター及びVLS本体は通常のホット・ローンチ式の発射も可能なように出来ている。これにより冗長性の確保と、通常のホット・ローンチ式キャニスターが使用可能であり、必然的にホット・ローンチ式VLSとの相互互換性を得ている。
 つまりは、Mk.16のミサイル・キャニスターは、ホット・ローンチ式のゴッドブレスVLSでも使用可能である。その場合は勿論、リニア・レール射出は出来ない。

・搭載
 月光級ミサイル巡洋艦
 爪牙級原子力ミサイル巡洋艦


●ゴッドブレスMk.17 VLS [日本軍]
 Mk.16をMk.12化した物。発射待機ミサイルの下には、シールドを隔てて次弾が装填されている。発射方式はリニア・レールによるコールド・ローンチ。尚、装填されるミサイル・キャニスターは専用の物である。
 また、Mk.12と同じく縦長の大きなスペースを必要とする。
 Mk.16と同様にホット・ローンチ式の発射も可能であり、Mk.12と同様に通常型のキャニスターを使用する事が出来る。これは、Mk.12用のキャニスターも使用可能という事を意味するが、その場合はリニア・レール射出が出来ない。
 但し、Mk.12同様、Mk.17用のミサイル・キャニスターは、Mk.12/15以外とは互換性がない。

・搭載
 雛菊級攻撃型空母(53AAG適用後)




【さ行】
●斬(ザン) [日本軍]
 口径128mmの連装両用艦砲に与えられる名称。斬のあとに年式が付く。斬タイプはレーダー搭載の半独立砲で、取り付け位置にもよるが、レーダーの視界内であれば別途に専用の射撃管制レーダーを必要としない。また、視界外である場合、艦が装備するレーダーの支援を受けて射撃を行う事となる。日本軍艦艇ではポピュラーな存在で、駆逐艦クラスでは主砲に使用される事が多い。
 発射速度60発/min(1門あたり)、射程51km(徹甲弾)。徹甲弾(徹甲榴弾)、対空弾、榴弾(多目的榴弾)、誘導徹甲弾(誘導徹甲榴弾)、誘導榴弾(誘導多目的榴弾)、拡散弾(誘導砲弾)、突撃鍛造拡散弾(誘導砲弾)、長射程弾(ロケット/ジェットアシスト誘導砲弾)、照明弾などを発射可能。

・搭載
 初日級駆逐艦(斬三四 -ザンサンヨン)
 雪風級駆逐艦(斬三八 -ザンサンハチ):軽量化の為、発射速度を落としている
 など。




【た行】
●突(トツ) [日本軍]
 口径15.5cmの3連装艦載リニア・レールガンに与えられる名称。突のあとに年式が付く。突タイプはレーダー搭載の半独立砲で、取り付け位置にもよるが、レーダーの視界内であれば別途に専用の射撃管制レーダーを必要としない。また、視界外である場合、艦が装備するレーダーの支援を受けて射撃を行う事となる。更に射程が非常に長い為、艦のレーダー視界外に目標がある場合、航空機の支援を受けての射撃や、INSおよびSPTS(日本版GPS)にて自身の位置を測り目標までの距離と角度を計算、攻撃する事となる。
 通常時の最大初速2.8km/sを誇り、対艦・対地・対空全てに使用可能。入力電力を大幅に超過させる「オーバーロード」射撃が可能であり、射程は入力電力によって更に増大する。
 但し、加熱しやすい為、発射速度には制限が設けられていて、更に実際にはもう少し間隔を空ける事となっている。また、射撃自体のほか冷却にも大電力必須、そしてシステム全体が超重量である為、原子力戦艦への装備が妥当とされている。
 尚、日本軍とメーカーでの分類は、「実戦型試作砲」である。
 発射速度60発/min(1門あたり)、制限発射速度40/min(1門あたり)、仰角45度時の通常射程150km(徹甲弾)、最大仰角75度。徹甲弾(徹甲榴弾)、対空弾、榴弾(多目的榴弾)、誘導徹甲弾(誘導徹甲榴弾)、誘導榴弾(誘導多目的榴弾)、対空炸裂弾(誘導砲弾)、拡散弾(誘導砲弾)、突撃鍛造拡散弾(誘導砲弾)、長射程弾(ロケット/ジェットアシスト誘導砲弾)、複填照明弾などを発射可能。

・搭載
 大和級原子力戦艦(突五三 -トツゴォサン)
 原子力戦艦浦賀(突五三 -トツゴォサン)




【ら行】
リニアガン(リニアモーターガン)
 多重に巻いたコイルに電流を流し、中心部に磁束誘導を発生させる事で弾を発射するのがコイルガンだが、それを多段式にした物が所謂リニアモーターガン(多段コイルガン)である。リニア(モーター)ガンには磁石を使用した物もあり、実験例は数多く存在するが、レールガンと異なり加速に長砲身を必要とする為、兵器としての実戦投入はされていない。

・搭載
 トラストA-2(TA2-L)
 など。


●リニア・レールガン(LRG)
 リニア(モーター)ガンとレールガンの特性を併せ持つ兵器。内部はリニア加速用のコイル(所謂コイルガン)が数段階と、フレミング左手の法則を利用したレール加速用のレールがあり、磁束誘導と電磁誘導にて弾を加速、発射する。大和の突五三は三段加速(多段コイル/リニアモーター)式リニアモーターと、4条レールを備えている。
 また、どちらか一方の装置が破損しても、どちらか一方のみでの発射が可能である為トラブルに強いが、単純にシステムが二倍な為、逆にトラブルも増える。
 欠点は加熱しやすい事。レールの消耗が激しくなる為、耐プラズマ化伝導体を使用し、伝導体のプラズマ化を防いでいる。また、冷却機の能力も非常に高くしなければならなかった。

・搭載
 大和級原子力戦艦(突五三 -トツゴォサン)
 原子力戦艦ヤロスラーヴリ(グラザー(トラストD-1A))
 LRC6A1 クラブハンマー(16in.スーパーカノン)
 など。


●燐(リン) [日本軍]
 口径35.6cmの3連装艦砲に与えられる名称。燐のあとに年式が付く。燐タイプはレーダー搭載の半独立砲で、取り付け位置にもよるが、レーダーの視界内であれば別途に専用の射撃管制レーダーを必要としない。また、視界外である場合、艦が装備するレーダーの支援を受けて射撃を行う事となる。浦賀級原戦用の艦砲だが、前世代の長門級戦艦よりも口径が小さい。反面、砲身数が1門多く、発射速度も速い為、時間あたりの投射量はこちらのほうが多い。
 砲弾は分離装薬式であり、弾体とモジュール式装薬の両方が自動装填される。
 発射速度42発/min(1門あたり)、射程50km(徹甲弾)。徹甲弾(徹甲榴弾)、対空弾、榴弾(多目的榴弾)、誘導徹甲弾(誘導徹甲榴弾)、誘導榴弾(誘導多目的榴弾)、対空炸裂弾(誘導砲弾)、拡散弾(誘導砲弾)、突撃鍛造拡散弾(誘導砲弾)、長射程弾(ロケット/ジェットアシスト誘導砲弾)などを発射可能。

・搭載
 浦賀級原子力戦艦(燐三九 -リンサンキュウ)


●レールガン
 フレミング左手の法則を利用した、電磁誘導加速砲。2〜4本のレールに伝導率の高い弾丸(の伝導体)を挟み、還流を起こす事によって電磁誘導加速、弾を発射する。通常は2本である事が多い。レールに弾が接し、高い電圧が流れる為摩擦熱が強く、発射速度と電圧によってのレールの劣化が激しい。但し、加速距離に対する速度の効率が良い。

・搭載
 LRC5A1 タイタン(12in.レールガン)
 トラストA-1(TA1-R)
 など。


●烈(レツ) [日本軍]
 口径46cmの3連装艦砲に与えられる名称。烈のあとに年式が付く。烈タイプはレーダー搭載の半独立砲で、取り付け位置にもよるが、レーダーの視界内であれば別途に専用の射撃管制レーダーを必要としない。また、視界外である場合、艦が装備するレーダーの支援を受けて射撃を行う事となる。46cmという口径は世界の海軍中でもっとも大きく、旧戦艦大和をモチーフとしている。攻撃力が非常に高く、徹甲弾(徹甲榴弾)の内部炸薬量、対空炸裂弾の金属球数、拡散弾の小爆弾数、どれを取っても最大である。
 装填は機力によって行う為、砲塔は無人にて運用される。砲弾は分離装薬式であり、弾体とモジュール式装薬の両方が自動装填される。
 発射速度24発/min(1門あたり)、射程61km(徹甲弾)。徹甲弾(徹甲榴弾)、対空弾、榴弾(多目的榴弾)、誘導徹甲弾(誘導徹甲榴弾)、誘導榴弾(誘導多目的榴弾)、対空炸裂弾(誘導砲弾)、拡散弾(誘導砲弾)、突撃鍛造拡散弾(誘導砲弾)、長射程弾(ロケット/ジェットアシスト誘導砲弾)などを発射可能。

・搭載
 大和級原子力戦艦(烈五三 -レツゴォサン)




【L】
●LRC [アメリカ軍/U.S.A.J.軍]
 Long Range Cannon(長距離砲/広域砲)の略で、アメリカ軍の拠点防衛兵器などに使用される名称。

・使用
 LRC5A1 タイタン
 LRC6A1 クラブハンマー







『弾薬』

【か行】
●53式拡散弾(ゴォサンシキ カクサンダン) [日本軍]
 内部に多量の小爆弾を持つ、SPTS(日本版GPS)/INS誘導のリニア・レールガン対応砲弾。15.5cmリニア・レールガン 突五三の為に開発された。装填後に誘導データを入力する特性上、パッシヴ・データリンクシステム(Pストリングス)を搭載している為、指令更新機能を持つが、極超音速で飛翔するが故に周囲の空気がプラズマ化してしまい、またレーダー感度理論下の影響もあって通信困難となる場合も多く、極超音速の物体が推進器を持たず空力的に機動する為、機動性は著しく低く、飛翔中の目標変更には限度がある。当然だが、飛翔速度を落とせばある程度解決される。この問題は、LRGから発射される誘導砲弾全般に言える事だ。
 本弾は装薬を持たず全長が長い為、小爆弾の数が同口径の拡散弾より多く、長射程の為、日本軍原子力戦艦の対地攻撃能力を、飛躍的に向上させた。
 15.5cmLRG用は、155型53式拡散弾。

・搭載
 口径15.5cmの日本軍リニア・レールガン




【や行】
●45式拡散弾(ヨンゴシキ カクサンダン) [日本軍]
 内部に多量の小爆弾を持つ、SPTS(日本版GPS)/INS誘導砲弾。内蔵する小爆弾の数は口径により決まり、主に対地攻撃に使用され、対艦攻撃にも効果を発揮する。パッシヴ・データリンクシステムを搭載しているため指令更新機能があり、例えば偵察機からのデータリンクで、リアルタイムで誘導情報を更新可能。
 46cm砲用は460型、35.6cm砲用は356型45式拡散弾などと呼ぶ。

・搭載
 口径128mm以上の日本軍艦砲、又は陸砲







『戦闘サポート』

【さ行】

●ストリングス・システム(ストリングス・データリンクシステム) [日本軍][ロシア軍][インド軍]
 日本が独自開発したデータリンクシステム。開発時期は、丁度在日米軍が撤収する話が出始めた頃であり、開発に当たっては日米同盟の観点から「LINK」との接続も可能とする事が前提となった(勿論ロックしてしまう事もできる)。ストリングス(多数の糸)の名の通り、中心となる本体から多数の本体及び子機へと繋がる多重連携システムであり、Sストリングスと呼ばれる子機タイプの機器からのデータを受け取り、処理、全体へと送信する事も可能。Sストリングスはストリングスより同時処理能力が落ちるが、ユニットごとの個別接続が可能であり、万一ストリングスからの統制がなくなっても、Sストリングスのみでのタスクフォースを組む事ができる。
 また、ストリングスとSストリングスは低レーダー感度下に於ける多方面からの多重確認及び、対ステルスとしてのバイスタティックレーダーを形成する為の機能の一環でもある。
 このほか、Pストリングというパッシヴ・データリンクシステムもあり、これはデータを受け取るだけの構造となっている。

 現在ではロシア、インドへの輸出を行っており、ロシアはライセンス料免除の一環、インドからは輸出の見返りとして対ハッキング/ウイルス対策システムである「サンドワーム」の技術提供を受けている。

・搭載
 日本軍の艦艇、車両、航空機、衛星、施設など
 ロシア軍の艦艇、車両、航空機、衛星、施設など
 インド軍の艦艇、車両、航空機、衛星、施設など




【B】
●BSCCD(ビスシッド) [日本軍]
 Battle Support Camera and Communication Device(戦闘支援カメラ・通信装置)の略。日本軍の航空機には必ず搭載されている、目視索敵及び機械目視索敵、レーザー通信、赤外線妨害装置。旋回基盤と半球の本体・カバー、上下角可動可能な多機能カメラ、レーザー通信装置(測距、赤外/紫外線妨害、目標追跡/指示機能付き)で構成されており、「兵器個々のデータリンク」と「中心を持つタスクフォース」の強化に効果を挙げている。

・搭載
 Su-37jk フランカー・ゼロ
 JE-1 セントラル
 など。







『薬剤』

【さ行】
●生理調整剤(セイリチョウセイザイ) [日本軍]
 生理のサイクルをコントロールする薬剤、要するにピルである。通常は産婦人科で処方して貰う物であるが、日本軍では医療軍団の軍医によって処方される。特に戦時に於いて、女性軍人が自身の体調を整える為に使用する。




【た行】
●治癒促進剤(チユソクシンザイ) [日本軍]
 人間の細胞に刺激を与え、怪我の治癒を促進する薬物。治癒に長期間の治療を必要とするような大怪我を治りやすくし、主に学生や扶養家族が居る者などの復帰を早めるのが目的であり、保険も効く。厚生省の許可証を持つ医師の診断で、必要とされた場合のみ使用が許可され、一般には販売されていないが、日本軍では戦時必要剤として扱われており、医療軍団の中で独自の許可を軍医に与え、その許可を持つ軍医のみが、兵士に対する投与を許されている。




【な行】
●尿便意抑制剤(ニョウベンイヨクセイザイ) [日本軍]
 日本軍医療軍団が開発した、戦場で使用する為の薬物。その名の通り人間の新陳代謝と感覚をコントロールし、尿意と便意を押さえ込む。特に戦闘機や攻撃機パイロットなどへ支給される物で、戦闘下での尿便意による集中力・士気低下を抑える。
 反面、あまり服用しすぎると新陳代謝に害を成すので(一時的にではあるが)、作戦前は必要以上に水を摂らず、食事も控え、必要に応じて栄養剤や空腹抑制食品を摂取する、というのがパイロットの中である種のルールとなっている。







『人員用装備』

【さ行】
●38式航空用下着(サンハチシキ コウクウヨウシタギ) [日本軍]
 所謂オムツである。航空機乗員にとってトイレの問題は常に付きまとい、戦闘機に至っては時に高G下での失禁も起こりえる。大抵は簡易トイレ(尿瓶)を装備しているが、ちゃんとしたトイレがあるのは大型の機体のみである。よって、乗員はそういった対策の為にオムツを装着する事がある。特に長距離任務の際や、失禁しやすい者などは装着率が高いが義務ではない。なんにせよ、出来るだけ飛行任務中に尿便意を催さないよう体調管理するのも仕事の内である。
 尚、見た目は普通の下着と大差ない為、一般に想像されるような大人用紙オムツではない。


●35式航空用尿瓶(サンゴォシキ コウクウヨウシビン) [日本軍]
 航空機用の尿瓶である。外観は円筒型の樹脂製瓶に蓋付きの漏斗がついているだけであるが、蓋を閉じれば密閉される上、瓶の中には超吸水性ポリマーが入っている為、許容量を超えなければこぼれる心配はない。構造上、使用の際はまともに操縦が出来ない為、自動操縦にするか、操縦を代わってもらうかする事が望ましい。
 トイレが装備されている大型機以外は、この35式航空用尿瓶を搭載している。例えばSu-37jk、Su-34jk、F-2MやF-15JFなど。







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